今日は定置網漁で網を絞ると水面をアヤトビウオが水玉模様の胸鰭を広げて逃げ回っている。その中にサイズが少し小さく胸鰭の模様の違う個体を発見。直ぐに掬い取り確保する。家に持ち帰り検索図鑑などで調べるとシロフチトビウオとなる。シロフチトビウオはあまり聞き慣れない魚種名だなと思い、ここの海域では初記録ではないかと思う。ところが調べると7年前に当時の魚ボラの学生がうちの定置網で獲れた個体を鹿児島県本土初記録として報告しており、私も第二著者として名を連ねているではないか。完全に忘れてしまっており情けなく思う。確かにこの胸鰭の模様は特徴があり、以前に撮影したことを思い出して写真を探すと見つかる。本当に最近よく思うが歳を重ね物忘れが酷くなったことを痛感する。以前なら魚を見ればここで獲れたことがある、未確認というのは直ぐにわかり、更にどこで獲れたのかも覚えていたが、最近はここでの記録があるのか無いのかはまだわかるものの、何時どこで獲れたのかまでは思い出せなく、うちの定置網での初入網でさえその場ではわからず調べなければならなかったりする。なので新たな発見も見過ごしてしまわないか今後も本当に心配である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/99/e6f994cbcc860576f53ac89e527db12e.jpg)
シロフチトビウオ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a6/4643645945f00e25488f5c6d06d42d87.jpg)
シロフチトビウオの胸鰭
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e8/8fc8a0607d995a82c7aab651adeeeb24.jpg)
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