今月に入り定置網漁でポツリポツリとアヤメエビスが入網。他の定置網でも獲れているらしく市場にも揚がっているのを確認している。アヤメエビスはここでは昔からイットウダイ属の中では唯一定置網漁で獲れる魚であり、珍しい魚ではない。だが、獲れたとしてもひと網で1~2個体くらいである。そのような状況なのだが今朝の定置網漁でアヤメエビスが一度に7個体も入網。一度にこれだけの個体数が獲れるのは初めてである。更に他の定置でも水揚げがあり、一番多い定置網では17個体も揚がり、この日は最終的に定置網3ヶ統合わせて全部で27個体の水揚げがあった。今までにこれだけの個体数がまとまって揚ったことはなく、この個体数は異常としか思えず非常に驚き、原因がとても気になる。回遊魚であればこのような事は起こり得ることであるが、アヤメエビスは岩場などに隠れて生息しており、動き回るイメージではない。集団で移動しなければならない様な原因が海中で発生したのだろうか。今後更に増えるのか一時的な事なのか今後もアヤメエビスの動向に目が離せない。
アヤメエビス(15日の水揚げ)
20日の水揚げ
今日の水揚げ分
お隣の定置網はこんなに水揚げ
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