お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

クロボシヒラアジ

2009年01月16日 | 定置網

 先週の金曜日から大寒波到来で海は時化模様。今日は何と8日振りの水揚げとなる。8日間も水揚げできなかった事は初めてである。定置網には8日間分の魚が溜まっているかと期待し氷をたくさん積んで出漁したものの、結果は喜べるものではなかった。そしてお隣の定置網ではクロボシヒラアジ約2トンの水揚げ。水揚げといっても鮮魚ではなく養殖魚の餌となる。この魚、10年程前まではまったく見たこともない魚であった。ところが今では年中獲れ、しかも幼魚から成魚まで全ステージ獲れる。この状況によく似たのがカタボシイワシ(ブログ 2006、12.7)である。面白い事にこの時化前に同じ定置網でカタボシイワシを1トン獲っている。もちろん養殖魚の餌。しかし、カタボシイワシは小骨が多く売れないのも納得いくが、このクロボシヒラアジは刺身で食べても十分美味しい。知名度が無いだけで売れないアジである。今回は2トン獲れたが8日間分でこの量という訳ではなく、1日で1トンくらいは普通に獲れたりする。クロボシヒラアジとカタボシイワシが普通の魚くらいの値段が付けばと日々願うだけである。
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