お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

横から縦へ ハガツオ

2018年03月16日 | 日記
 定置網では様々な魚種が幼魚から成魚まで獲れ、成長の過程を知ることが出来る。ハガツオである。2年程前から計画していたが、一番最初の横帯である幼魚期の個体を見つけることが出来ないでいた。今回その横帯の幼魚が獲れたことで全てが揃う。ハガツオは幼魚の時は体側に横帯が並んでいる。その横帯一本一本が成長に伴い縦に分裂していき、縦線が並ぶ横帯になる。その一本一本の縦線の横帯が次第に隣同士の縦線同士繋がっていき、最終的に一本一本の縦線となる。更に腹部は縦線が消えてしまう。このようにハガツオは成長に伴い、体側の模様が横帯から縦線へと変わるのである。だが、よく見ると最初の横帯も薄っすらと残っているようである。
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