今日は定置網でモンガラカワハギ科の幼魚が獲れる。毎年モンガラカワハギ科の幼魚はいろいろな種が獲れるが、今回のこの個体は今までに見たことが無い模様をしている。家に帰り図鑑やネットで調べるが該当するものが見つからない。何だろうかと伺うと、以前に日本魚類学会年会で新種として報告されているようである。国立科学博物館のデータベースにこの模様と同じ個体が載っている。ところが成魚が確定していない為に幼魚だけという事で新種としての記載は見送られた模様。今回も幼魚ではあるがこれで2個体目となるので、今後進展していかないかと期待する。
後日、この個体のDNA解析を行った結果、モンガラカワハギと一致しました。
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後日、この個体のDNA解析を行った結果、モンガラカワハギと一致しました。
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画像検索でもここまで幼い個体は出てきません故、初めて知りました・・・
眼の前の青いラインがモンガラカワハギと同じだった為、疑ってはいましたが、大学でも世界中のモンガラカワハギの幼魚の画像を探しましたが一致するものは見つかりませんでした。
DNA解析の結果で種が判明し、ホッとしたような残念だったような感じです。
恐らく幼魚でも浮遊期がこのような黄化個体なのではないかと思います。その後、着底しダイバーが写真に収めているような幼魚模様になるのでしょうね。
浮遊期は外洋かどこか人目につかない場所でひっそりと過ごしているのでしょうかね。
同じくフグ目の普通種イシガキフグも未だに幼魚が見つかっていないので、どこで生活しているのでしょうかね。