お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

幼魚

2007年05月30日 | 定置網

 今日は定置網で赤い幼魚が獲れる。形態を調べていないが、見た目にアカマツカサ属の幼魚と思われる。アカマツカサ属の魚はうちの定置網では極めて稀種。2~3年で1個体獲れるかどうかである。しかし、定置網で漁獲されないだけでたくさん生息しているものと思われる。昨年は釣りの外道で獲られた個体を標本用に頂いた。標本は大学に持ち込むまでの間、ビニール袋に海水と一緒に標本を入れ冷凍保存している。だが、このアカマツカサ類は鱗が大変に硬く、おまけに棘は非常に尖っている。そのためビニール袋に触れてしまうと破け海水が漏れてしまうので、非常に気を使う魚である。今ではそのような魚は一度プラ容器で海水と一緒に冷凍し、その後ビニール袋に移している。しかし、魚のサイズに合ったプラ容器が少なく、結局気を使いながら直接ビニール袋を使う方が多いかな?
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