串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

東北紅葉旅-恐山へ

2012年11月05日 | 旅-東北

 10月23日、旅の3日目は薬研温泉での泊まり。

花巻インターから東北道に乗り八戸を目指すが、予定してなかった八幡平の
紅葉を見たくなって、松尾八幡平で降りる。

しかし、雨・・・。

雄大な山すそを広げた岩手山も霧雨に包まれる。

 

雨がひどく、風も強い。

五色沼入口辺りまで来て紅葉見物は諦め、戻る事に・・・。

車中から撮った大沼。

はぁ、悪天候は分かっていたのに、無駄な時間を費やしてしまった。

再び東北道に乗り八戸へ。

八戸からJR「こがわら駅」の前にある「姉戸川温泉」へ。

ここはもう一度入りたかった温泉。

入浴料金200円。

男湯と女湯の間に渡された塩ビのパイプからぬるい源泉がドバドバ。

気持ちいぃ~。

しかし、流れ落ちる源泉は打たせ湯代わりになるもので・・・。

私が入った時も長い時間打たせ湯をしていたが、しばらくしてお馴染みさんが
入って来たら、先の人は次の人に打たせを譲る。

源泉には触れられない。

そして、この投入口で打たせ湯をやられるの、私は大嫌い。

でも仕方ないなぁ。

地元民のお風呂だもん。

野辺地から延々と陸奥湾沿いに北上し、恐山へ。

 

夕方近くで人はまばら。

左手に混浴の薬師の湯が見え、覗いてみたら男性一人入浴中。

こちらは女性専用「古滝の湯」で、入ろうかな・・・と、思ったが二人連れが楽しそうに
入浴中だったので、遠慮した。

男性用の「冷抜の湯」は誰もいないので、連れが入浴した。

手前の湯船は熱くて浸かれなかったらしい。

入浴中の連れを置いて、私は境内を散策。

雨はあがったものの、風が強く寒い。

延命地蔵尊

荒涼とした光景が広がる。

山門の方へ目を向ける。

 

 

以前来た時は、拝観料を払えば無料で入れる境内の温泉に夢中になり、
宇曾利山湖は見ていなかった。

 

白い砂浜の極楽浜。

 

右手の赤く紅葉した所に「まむし注意」の立て札があった。

こんな所にも生息しているのか。

あなおそろし。

私達以外誰も居ない。

カラスの鳴き声が響き渡り、いっそう不気味な雰囲気になる。

さぁ、今宵の宿「薬研荘」に向かう事にしよう。 


東北紅葉旅-大沢温泉の風呂

2012年11月05日 | 宿-東北

山水閣宿泊者しか入れない風呂「山水の湯」が建物の一番奥にある。

大きな大浴場に小ぶりな露天、家族風呂が3ケ所。
  
家族風呂は空いていれば誰でも入れる。

家族風呂の一つ「は」の風呂。

かなり熱い目の湯が満たされていた。

「山水の湯」の内湯。

さすがにアメニティは揃っている。

たとえば、シャンプーとコンディショナーが別々になっているのは、
山水閣の風呂だけで、他の風呂は全てリンスインシャンプー。

部屋からはこの「豊沢の湯」が一番近かった。

以前泊まった時、多勢の入浴客でゆっくりできなくて、あまり良い印象はなかった。

しかし、ラッキーな事に今回しばらくは貸切状態。

冬場は窓にガラス戸が入るが、今は開けっ放しで半露天。

紅葉にはまだ早い。

紅葉の盛りにはどんなに美しいだろう? 

大きな石にもたれながら景色に眺め入る。

こんなに空いていれば、大沢温泉では一番好きな風呂だなぁ。

夕食後の21:00、混浴露天の「大沢の湯」が女性専用になる。

館内、ちょっと迷いながら長い階段を降りて行く。

階段の降り口辺りに女性スタッフがいて、男性の入浴客を制止するのだろう。

さすがに老舗、色々気配りが出来ている宿だと思う。

右手に女性専用の脱衣室があるが、今は女性専用なので、左手のマットのある所で着替え。

湯は結構熱い。

対岸の灯りは菊水館。

この時間を待っていたのだろう、ぞくぞくと女性が入って来る。

先客の老婦人、大沢温泉の中では、この「大沢の湯」が一番だと言われるが、
正直なところ、私には違いが分からない。

館内を歩いていて、ステキな廊下に出た。

老舗宿に泊まる楽しみの一つは、こういう造作に出会える事だ。

両側には小石が埋め込まれている。
掃除、大変だろうなぁ。

自炊部にある「薬師の湯」へは螺旋階段を降りて・・・。

湯船が二つ。

温度差、あったかなぁ・・・?

自炊部といえども設備は整い、きれいに清掃が行き届いている。

足元は畳式。

誰も入浴客はいなかった。

身を沈めると、きれいな湯が湯船からこぼれ出ていく。

あぁ、しあわせ。

自炊部にある女性専用露天風呂「かわべの湯」は、こじんまりしたもの。

 菊水館にある「南部の湯」。

脱衣所も湯船も案外狭いので、私はあまり好きではない。

たくさんの風呂があり、風呂めぐりは楽しい。

私的には、体を洗うなら「山水の湯」、風情は「豊沢の湯」、温泉情緒を味わうには
自炊部の「薬師の湯」かなぁ・・・。

2度目の大沢温泉山水閣、3度目もありそうです。