10月23日、旅の3日目は薬研温泉での泊まり。
花巻インターから東北道に乗り八戸を目指すが、予定してなかった八幡平の
紅葉を見たくなって、松尾八幡平で降りる。
しかし、雨・・・。
雄大な山すそを広げた岩手山も霧雨に包まれる。
雨がひどく、風も強い。
五色沼入口辺りまで来て紅葉見物は諦め、戻る事に・・・。
車中から撮った大沼。
はぁ、悪天候は分かっていたのに、無駄な時間を費やしてしまった。
再び東北道に乗り八戸へ。
八戸からJR「こがわら駅」の前にある「姉戸川温泉」へ。
ここはもう一度入りたかった温泉。
入浴料金200円。
男湯と女湯の間に渡された塩ビのパイプからぬるい源泉がドバドバ。
気持ちいぃ~。
しかし、流れ落ちる源泉は打たせ湯代わりになるもので・・・。
私が入った時も長い時間打たせ湯をしていたが、しばらくしてお馴染みさんが
入って来たら、先の人は次の人に打たせを譲る。
源泉には触れられない。
そして、この投入口で打たせ湯をやられるの、私は大嫌い。
でも仕方ないなぁ。
地元民のお風呂だもん。
野辺地から延々と陸奥湾沿いに北上し、恐山へ。
夕方近くで人はまばら。
左手に混浴の薬師の湯が見え、覗いてみたら男性一人入浴中。
こちらは女性専用「古滝の湯」で、入ろうかな・・・と、思ったが二人連れが楽しそうに
入浴中だったので、遠慮した。
男性用の「冷抜の湯」は誰もいないので、連れが入浴した。
手前の湯船は熱くて浸かれなかったらしい。
入浴中の連れを置いて、私は境内を散策。
雨はあがったものの、風が強く寒い。
延命地蔵尊
荒涼とした光景が広がる。
山門の方へ目を向ける。
以前来た時は、拝観料を払えば無料で入れる境内の温泉に夢中になり、
宇曾利山湖は見ていなかった。
白い砂浜の極楽浜。
右手の赤く紅葉した所に「まむし注意」の立て札があった。
こんな所にも生息しているのか。
あなおそろし。
私達以外誰も居ない。
カラスの鳴き声が響き渡り、いっそう不気味な雰囲気になる。
さぁ、今宵の宿「薬研荘」に向かう事にしよう。