串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

東北紅葉旅-蔦温泉にて

2012年11月10日 | 宿-東北

蔦温泉、日本秘湯を守る会の宿で、私のお気に入り宿です。

設備の整った西館、階段を100段近く上がって行く別館、大正7年に造られた本館と
3種類の料金設定がされた部屋があるが、私は本館が好き。

8畳間の部屋で、玄関側の部屋は満室、山側眺望の部屋しか空いてなかった。

大町桂月の書?

さりげなく飾られているが、きっと本物だろう。

大正14年3月、本籍をこの蔦温泉に移し、同年6月永眠、敷地内には墓もある大町桂月。

窓を開けるとこの眺め。

雪対策だろうか?足場が組まれている。

見える建物は別館への階段。

惜しみなく使われている変わった木は栃らしい。

部屋の腰壁

別館への階段。

かつて別館に泊まった事があるが、この階段を上り下りするのには閉口した。

冬季はこの別館は使われない。

私が泊まった宿の中で一番見ごたえのある便所。

ほぉ~っと思わず声が出てしまうほどの細工があちこちにあり、
ここへ何をしに来たのか忘れてしまうほど見とれてしまう。

蔦温泉へ行ったら、是非、このトイレを見てみて下さい。

男女別の「泉響の湯」。

浴槽の右側にトドになれるスペースがあり、寝ころんでいると浴槽からあふれ出た
湯が背中を流れる。

隅っこなので人のじゃまにならないし、浴室全体が薄暗いので目立たない。

これほどトドれる風呂は他に知らない。

蔦温泉がお気に入りの理由の一つ。

カランはない。

左手の湯溜めで湯を汲んでシャンプーも。

初めての人はちょっと驚いている。

アメニティはボディソープだけでシャンプー類はない。

宿のビニール袋の中にリンスインシャンプーが一つ入っている。

食事は豪華さはないが、上手に味付けされ宿泊料金(@10650)からすれば
充分なものだと思う。

以前、夕食は部屋食だったが今回は食事処で・・・だった。

その方が私は好き。

楽しみにしていたばくらい(ほやの塩辛)がない。

聞けば3泊目の夕食に付くらしい。

 

 

天ぷらはアツアツが出てきた。

ボリュウムのあるデザートだったが、ペロリ。

蔦温泉の夜はふけて・・・。

朝食も食事処で。

恥ずかしい話だが、筋子は数年前、ここで始めて食べました。

大阪人、タラコは食べても筋子はほとんど食べません。

 

蔦温泉、好きです。

あの風呂、おいしい食事、親切だけどベタベタしないスタッフ、なんか居心地がいいのです。

明日から4日ほど留守します。


東北紅葉旅-蔦温泉の朝

2012年11月10日 | 宿-東北

 10月25日 蔦温泉の朝、宿泊者の行動は早い時間から始まる。

5:30頃、風呂へ行こうとしたら、三脚肩にもう出かける人がいた。

外はまだ暗い。

 

明るくなってきたので、私も出かけた。

行き先は蔦沼。

すでに多くのカメラマンが三脚据えて場所取り完了。

陽が昇ってきて背後の山が赤く色づく。

カメラ構えている人が待っていたのは、どうやらこれのようだ。

この陽が昇る頃の蔦沼を撮る目的で連泊している人も多い様子。

どうりで一番リーズナブルな本館の予約がとりにくかったはず。

今回の旅、蔦温泉の予約がとれる日を中心にたてました。

時間が経つにつれ影が少なくなっていく。

チェックアウト後に見に行ったら、こういうなんともない光景。

赤く紅葉しているように見えたのは朝日が当っていたせいで、紅葉は色づき始めたところかな?

 

蔦沼へはブナ林を通って行く。

私はこっちの光景の方がいいなぁ。

 

 

前を歩くのは連れではありません。

連れはまだ夢の中。

 

ウサギがキャベツで朝食中。

蔦温泉の飼いウサギ?

 

朝日を浴び輝く蔦温泉。

玄関脇の清水をいっぱい頂き、さぁ食べるぞぉ。