串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

東北紅葉旅-大湊にて

2012年11月08日 | 旅-東北

 今回の旅、北は薬研温泉まで。

宿をチェックアウトし、大湊へ向けて南下します。

 目的地は海上自衛隊大湊地方隊の中にある展示施設北洋館

大正5年に海軍士官の社交場として建築され、外壁は近くの釜臥山の安山岩を使用
した昭和の名建築。

無料で一般公開されている館内は、全国から集まった貴重な資料を保存してある。

先人の偉業をしのび、国土について考えさせられるいい資料が展示されていた。

この展示物の前で立ち止まってしまう。

北方4島だけじゃなく、千島列島のここまで日本領だったんだ。

島の名前の下に書かれているのは、ソ連が侵略した日付。

いずれも8月15日の終戦後だ。

尖閣、竹島で領土主張をしているが、北方領土も早く、全部返せ!と叫ばなくちゃ。

この歳になっても、こういう事は知らなかった。

知らない人がほとんどではないだろうか?

もっと積極的に愛国心が育つような教育をするべきだと思う。

北千島の探検・開発に尽力した郡司成忠という軍人さんの事も、ここで始めて知りました。

国道を挟んだ向かい側、小高い丘の上に、この地方隊総監の官舎が建っていた。

連れの幼馴染もこの館の主だった事がある。

大湊地方隊の総監の職は登竜門らしい。

幼馴染の人もテレビで何度も拝見するぐらい出世された。

一緒に遊んだガキ同士なのに、道は大きく分かれた。

回りは水源地公園として整備されている。

桜の木がズラリ、桜の名所らしい。

春に見に来たいものだが、あの国道279号線を延々と走るのを考えると、遠いなぁ!

旧海軍の水源確保のために造られたアーチ式ダムとしては日本最古のもので
国の重要文化財に指定されている。

最近まで大湊の水源地として使用されていたとの事。

東北地方で最初に建設された近代水道施設で、明治後期の石造河川構造物の
技術水準の高さを示すものらしい。 

この建設には九州の石橋技術者達もかかわったんじゃないだろうか?と、感じた。 

 

堰堤の手前、林の中にある「乙水槽」は可愛い建物。 

木々の間から陸奥湾が見えた。

大湊の周辺、ガソリンが安い。

ハイオクでL/143円。

高速道路では160円を越していたから、L当り20円の違いは大きい。

青森へ出て、国道103号線で酸ケ湯方面へ向かうが、見えてきた八甲田の山々は冠雪。

麓は赤や茶色の紅葉模様。

どんな紅葉にお目にかかれるのか?楽しみだなぁ。


東北紅葉旅-薬研荘の朝

2012年11月06日 | 宿-東北

 10月24日旅の4日目、今日は蔦温泉の泊まり。

薬研温泉の朝、朝食までに薬研渓谷を歩いてみました。

横を流れるのは大畑川。

紅葉はまだ始まったばかり・・・と、いう感じで遅れている様子。

 

早朝とあって人は居ない。

ビビリの私は、クマが出て来ないか?変な人が居ないか?こわごわ歩く。 

 

虹が出ました。

しかし、雨が降り出し、だんだん激しく降ってきて宿へ戻る頃にはずぶ濡れに。

朝食は7:30と8:00、どちらか選べます。

ちょっと狭い朝食会場だから時間差を設けてあるのかな?

一人鍋は、卵を割り入れてハムエッグ。

イカ素麺も並びます。

とんぶりがたっぷり乗った山芋たんざく。

昼食が要らないぐらいしっかり食べました。

宿泊料金は@8500、ネットからの予約で5%引き。

2人で酒代も入れて18000円でお釣りがきました。

料理もおいしく、風呂もいい、又泊まりたい宿ですが、ちょっと遠いなぁ。


東北紅葉旅-薬研荘

2012年11月06日 | 宿-東北

 恐山から山を越えやって来た薬研温泉。

以前、夏に「夫婦かっぱの湯」に立ち寄り、アブがいっぱい飛び回っていたのが
強く記憶に残っていて、連れに説明する時も「アブ」が合言葉になっている。

いきなりそういう書き出しでは薬研温泉に叱られるかもしれないが、アブが発生
しそうな川と原生林の中に宿が数軒点在する。

そのうちの1軒、冬季は休業する薬研荘が今宵の宿。

もう、休業中かもしれない。

営業再開は4月下旬。

広縁に椅子があれば・・・と、いう注文を出しておいたが、そういう部屋はないので
広い目の部屋に椅子とテーブルが用意されていた。

冷蔵庫はないが、電気ポットはある。

電気ポット、きっとないだろうと、車に積んでいるのを持って来たが不要だった。
↑の写真右横の濃いピンクのバッグ。

トイレは共同。

実はこの部屋、この記事をアップするにあたって宿のサイトを覗くと、ペット連れで
宿泊可能な部屋だった。

しかし、臭いもなく、ワンが泊まったような形跡は全然ない。

風呂に一番近い部屋なので、この部屋でよかった。

風呂は小さな内湯だけで露天風呂はない。

3人も入ればいっぱいになるので、風呂場前に並ぶスリッパが多ければ、しばし待って
から入浴して欲しい・・・と、最初に言われた。

湯はびしっと熱い。

入れば排水溝からざぁ~っと湯がこぼれ出て、実に気持ちがよい。

もちろん24時間入浴可能。

夕食は部屋で18:00からと決まっている。

焼き魚以外は一度に運ばれ、焼けた魚を持って女将が部屋に現れた。 

スラリとしたあだ名の通りカモシカ女将だ。

 

マグロは好きではないが、生のこのマグロはおいしかった。

大間であがったかどうか?聞き忘れた。

キノコたっぷりのキノコ鍋。

何だったっけ? 

「はりぶなたけ」 のえごま和え。

弾力のあるキノコでおいしかった。

 「らくようたけ」の甘酢和え。

薄味でこれもおいしい。

らくようたけ、後で回った鳴子峡でたくさん採っていた人がいた。

そう、珍しくもないキノコ・・・なんだ。

「なみのこ貝」の潮汁。

小さなシジミぐらいの大きさの貝で、もちろん初めて食べる。

ここに入ってる何倍もの量のなみのこ貝でダシをとったと言われる。

う~ん、ダシはアサリの方がおいしいかも。 

 〆は雑穀米。

ふ~、どれも薄味でおいしかった。


東北紅葉旅-恐山へ

2012年11月05日 | 旅-東北

 10月23日、旅の3日目は薬研温泉での泊まり。

花巻インターから東北道に乗り八戸を目指すが、予定してなかった八幡平の
紅葉を見たくなって、松尾八幡平で降りる。

しかし、雨・・・。

雄大な山すそを広げた岩手山も霧雨に包まれる。

 

雨がひどく、風も強い。

五色沼入口辺りまで来て紅葉見物は諦め、戻る事に・・・。

車中から撮った大沼。

はぁ、悪天候は分かっていたのに、無駄な時間を費やしてしまった。

再び東北道に乗り八戸へ。

八戸からJR「こがわら駅」の前にある「姉戸川温泉」へ。

ここはもう一度入りたかった温泉。

入浴料金200円。

男湯と女湯の間に渡された塩ビのパイプからぬるい源泉がドバドバ。

気持ちいぃ~。

しかし、流れ落ちる源泉は打たせ湯代わりになるもので・・・。

私が入った時も長い時間打たせ湯をしていたが、しばらくしてお馴染みさんが
入って来たら、先の人は次の人に打たせを譲る。

源泉には触れられない。

そして、この投入口で打たせ湯をやられるの、私は大嫌い。

でも仕方ないなぁ。

地元民のお風呂だもん。

野辺地から延々と陸奥湾沿いに北上し、恐山へ。

 

夕方近くで人はまばら。

左手に混浴の薬師の湯が見え、覗いてみたら男性一人入浴中。

こちらは女性専用「古滝の湯」で、入ろうかな・・・と、思ったが二人連れが楽しそうに
入浴中だったので、遠慮した。

男性用の「冷抜の湯」は誰もいないので、連れが入浴した。

手前の湯船は熱くて浸かれなかったらしい。

入浴中の連れを置いて、私は境内を散策。

雨はあがったものの、風が強く寒い。

延命地蔵尊

荒涼とした光景が広がる。

山門の方へ目を向ける。

 

 

以前来た時は、拝観料を払えば無料で入れる境内の温泉に夢中になり、
宇曾利山湖は見ていなかった。

 

白い砂浜の極楽浜。

 

右手の赤く紅葉した所に「まむし注意」の立て札があった。

こんな所にも生息しているのか。

あなおそろし。

私達以外誰も居ない。

カラスの鳴き声が響き渡り、いっそう不気味な雰囲気になる。

さぁ、今宵の宿「薬研荘」に向かう事にしよう。 


東北紅葉旅-大沢温泉の風呂

2012年11月05日 | 宿-東北

山水閣宿泊者しか入れない風呂「山水の湯」が建物の一番奥にある。

大きな大浴場に小ぶりな露天、家族風呂が3ケ所。
  
家族風呂は空いていれば誰でも入れる。

家族風呂の一つ「は」の風呂。

かなり熱い目の湯が満たされていた。

「山水の湯」の内湯。

さすがにアメニティは揃っている。

たとえば、シャンプーとコンディショナーが別々になっているのは、
山水閣の風呂だけで、他の風呂は全てリンスインシャンプー。

部屋からはこの「豊沢の湯」が一番近かった。

以前泊まった時、多勢の入浴客でゆっくりできなくて、あまり良い印象はなかった。

しかし、ラッキーな事に今回しばらくは貸切状態。

冬場は窓にガラス戸が入るが、今は開けっ放しで半露天。

紅葉にはまだ早い。

紅葉の盛りにはどんなに美しいだろう? 

大きな石にもたれながら景色に眺め入る。

こんなに空いていれば、大沢温泉では一番好きな風呂だなぁ。

夕食後の21:00、混浴露天の「大沢の湯」が女性専用になる。

館内、ちょっと迷いながら長い階段を降りて行く。

階段の降り口辺りに女性スタッフがいて、男性の入浴客を制止するのだろう。

さすがに老舗、色々気配りが出来ている宿だと思う。

右手に女性専用の脱衣室があるが、今は女性専用なので、左手のマットのある所で着替え。

湯は結構熱い。

対岸の灯りは菊水館。

この時間を待っていたのだろう、ぞくぞくと女性が入って来る。

先客の老婦人、大沢温泉の中では、この「大沢の湯」が一番だと言われるが、
正直なところ、私には違いが分からない。

館内を歩いていて、ステキな廊下に出た。

老舗宿に泊まる楽しみの一つは、こういう造作に出会える事だ。

両側には小石が埋め込まれている。
掃除、大変だろうなぁ。

自炊部にある「薬師の湯」へは螺旋階段を降りて・・・。

湯船が二つ。

温度差、あったかなぁ・・・?

自炊部といえども設備は整い、きれいに清掃が行き届いている。

足元は畳式。

誰も入浴客はいなかった。

身を沈めると、きれいな湯が湯船からこぼれ出ていく。

あぁ、しあわせ。

自炊部にある女性専用露天風呂「かわべの湯」は、こじんまりしたもの。

 菊水館にある「南部の湯」。

脱衣所も湯船も案外狭いので、私はあまり好きではない。

たくさんの風呂があり、風呂めぐりは楽しい。

私的には、体を洗うなら「山水の湯」、風情は「豊沢の湯」、温泉情緒を味わうには
自炊部の「薬師の湯」かなぁ・・・。

2度目の大沢温泉山水閣、3度目もありそうです。


東北紅葉旅-大沢温泉

2012年11月03日 | 宿-東北

10月22日、今宵の宿は大沢温泉山水閣。

6年程前に一度泊まり、部屋良し、風呂は多彩、食事もおいしい又泊まりたい宿の一つだった。

今回の部屋は山水閣の中でも一番安い本館の部屋で、山水閣の風呂には
一番遠いが豊沢の湯には近い。

ウォシュレットのトイレ、風呂も部屋には付いているが、一度も使用しなかった。

6年前の宿泊時の朝、熱い湯が欲しくて、ポットを持って自炊部へ行き湯を沸かした。

これだけ設備が整った部屋なのに、ポットは未だ電気ポットではない。 

電気ポットに替わっているだろうか?

期待しながら部屋に入ったが、変わってはいなかった。

食事処「やはぎ」。

食事無しで宿泊しても困らない。

「やはぎ」での豪華夕食付きで自炊部@4800というプランもある。

6年前、この自炊部の台所で10円入れてガスで湯を沸かした。

台所もきれいに保たれている。

 

立ち寄り客の休憩処。

机の上の人形(宮沢賢治?)は、何のためなんだろう?

豊沢川の対岸に菊水館があり、この風情を好み、菊水館に泊まる人も多い。

紅葉は始まっているが、まだ見頃ではなかった。

 

混浴露天風呂の「大沢の湯」。

21:00~22:00までの1時間は女性専用となる。

男はいいなぁ・・・。 

6年前、料理が好印象だったので人にも薦めたが、私が感じたほどではなかったという
声を聞いた。

そうかなぁ、私は多いに満足したんだけど・・・と、思っていたが、今回泊まってどうやら
私の思い込みが過ぎたような気がした。

でも、この部屋、風呂、料理で一人15000円以内なんだから、コスパは良い。

この刺身のツマに感心したのだが・・・。

 

 

 

 

 

 

朝食はバイキング。

夕食は部屋食だったが、夕食もこの会場でいいのに。

なめこ、たっぷり頂きました。


東北紅葉旅-磐梯吾妻スカイライン

2012年11月02日 | 旅-東北

 横向温泉周辺の紅葉もまさに見頃。

瀧川屋の女将さんはお元気だろうか?

今も営業しておられるのだろうか?

訪ねてみたいが、訪れたところで以前一度泊まっただけの客、覚えてはおられないだろう。

 

 

 

磐梯吾妻スカイラインに入る。

通常なら3つの有料道路の通行料金は3000円を越えるが、今は無料開放。

震災被害に加えて原発事故。

風評被害で農作物も販売不振だろう。

後で泊まった鶴亀荘の女将さんが「全作物について放射線量を検査していて安全は確保
されているから、是非、福島の生産物を買って帰って!」と、言っておられた。

無料開放は、少しでも福島に足を運んでもらいたい福島県の気持ちの現れだろう。

有難く感謝し、利用させていただいた。

車内に硫黄臭が漂ってきた。

吾妻小富士が目の前にそびえる。

浄土平の駐車場には車があふれていて、停める場所探しにも一苦労。

トイレは長い行列。

中津川渓谷では汗ばんだが、さすがにここは吹きっさらしで寒い。

早々に車に戻り、高湯温泉方面へ下ることに。

 

高湯方面からの車は渋滞中。

浄土平の駐車場へ入りたくても入れない車があふれているのだろう。

平日だというのに無料開放のお陰で大賑わい。

天狗の庭やつばくろ谷という名所も素通り。

しかし、紅葉は充分堪能させてもらった。

高湯温泉も素通りして福島西インターを目指す。


東北紅葉旅-中津川渓谷

2012年11月01日 | 旅-東北

ANAのカレンダー、10月は渓流を飾る美しい紅葉だった。

それを眺めては、その中津川渓谷ってどこだろう?行ってみたい・・・と、思っていたが、
そこは磐梯吾妻レークライン沿線で秋元湖へ流れ込む渓流だった。

絶対に行く~。

三湖パラダイスからしばらく走ると、中津川橋。
橋の上から多くの人が下を覗き込んでいる。

ここだ!車を停め50m下方の渓流を見るが、細い流れが見えるだけでなんだか物足りない。

すぐ近くにレストハウスがあり、駐車場も広くて無料。

ここに駐車し歩いて見に行くことに。

 レストハウス横から遊歩道が続き、紅葉した木立の中を歩く事15分ほど。

天気の良い日で汗ばんでくる。

今年初のモミジのレース。 

水音が近くなって来た。

 あぁ、これか・・・。

う~ん、カレンダーで見た紅葉とはちょっと違う。

カレンダーに使われる写真とはえらく違うが、念願だった場所へ来れたのだから
良しとしようか。 

 


東北紅葉旅-磐梯山周辺

2012年11月01日 | 旅-東北

旅の2日目は、会津若松から磐梯山周辺の紅葉を見て、泊まりは大沢温泉。 

無料開放されている磐梯山ゴールドラインを走る。

山肌を赤く染めた磐梯山が見えてきた。

 

 

ブナの黄色に紅葉したのもきれい。

 磐梯吾妻レークラインの料金所を出た所で目に飛び込んできた小野川湖。

多くの人が車を停め眺めに見入っている。

 

 

もう少し車を走らせ三湖パラダイスという三つの湖が眺められるスポットへ。

 手前が秋元湖、大きいのが小野川湖、もう一つの桧原湖は、ほとんど見えない。

磐梯山周辺の紅葉はまさに見頃。

水と紅葉・・・被写体にはもってこい。

もう一箇所、絶対に行こうと決めていた水と紅葉スポットを求めて走ります。