今年の全日本トライアスロン宮古島大会は、開催当日にミサイルが落下するのではないかと憂慮されていたが、ミサイルの恐怖も消え 大会関係者や島人の絶大なる支援により事故もなく無事終了し、改めて熱き闘の想い出のシーンなどを振り返ってみました。
宮古空港に到着した時には、入れ替わって宮古島から引き上げる自衛隊員の姿も見られたが、PAC3 を使うこともなく安堵の姿だったのだろうか?
スタート地点の東急リゾートホテルには、5時半に到着すると、まだ真っ暗の闇夜の世界でしたが、アスリートの皆さんは既に受付を済ませており、それぞれに準備万全の様子でした。
白々と夜が明け始めると、スイムゴール地点のホテル中庭では、互いの健闘を誓い合いながら、スタートの前浜へと向かう顔には、緊張感が漲っていた。
スターターは、NHKの朝ドラ「純と愛」のヒロインを演じる夏菜さんが努めて選手からは大きな歓声を呼んでおり、大会に華を添えていました。
約1500人が一斉に青い海原へ飛び込んでいったが、激しいバトルが繰り広げられていたようで、乗り上げたり蹴られたりの闘いが見られていました。
スイムのフィニッシュを見届けて、バイクコースへと車で先回りしながら沿道のボランテイアの皆さんと交流しながら、選手を待ち受けていたが、毎年ボランテイアをやっておられる方々に伺うと、大会が来るのを待ちわびていたと熱き思いを語ってもらいました。
池間大橋でバイク選手を応援していたが、眼下にはエメラルドグリーンの美しい海原やサンゴ礁が見られて、日本一の美しい海を実感していた。
ランに入る頃には、曇りから炎天下に変わって気温も28℃近くに上がり、上位選手でも歩き出す選手が出るほどで、途中リタイアする選手も少なくなかったようで、前年度覇者もマラソン半ばでリタイアする厳しさだったようだ。
ゴール地点の陸上競技場では、島人が子どたちからじいや・ばあやも集まって選手を待ち受ける光景がみられ、島最大のお祭りになっていました。
トップ選手がゴールするや、暑い暑~いを連呼して、用意されていた氷桶に上半身を埋めるようにして体を冷していたが、過酷なコンデイションだったようです。
また、ゴール直後に倒れこんでメデイカルスタッフに担ぎだされる選手も多かったようだ。
毎年、タレントが出場することで話題となっており、今年はお笑いタレント「デンジャラス・ノッチ」が島人の熱い声援を受けていたが、バイクフィニッシュ前の関門にかかり、リタイアとなっていたが、「yes.We can」ではなく、「No.I can not」だったようだ・・・
宮古島の人々が一丸となっての温かい支えを受けての熱い闘いの長い長~い一日が終わり、健闘を称えあっていた。