夏日となったゴールデンウイークのこの日、東京で開催された「バイシクルライド2012 in 東京」に2年ぶりに参加し、都心の真ん中や下町の風情を感じながら、春のサイクリングを満喫してきました。
早朝に家を出てスタート・ゴール地点に近い神宮外苑絵画館駐車場へと向かいましたが、連休に入っていたためか、首都高も空いていて約1時間早く到着。神宮外苑は明治天皇の偉業を後世に伝える記念公園ですが、絵画館裏には、明治天皇の葬儀が行われた跡として、ひっそりと楠の大樹と石碑が残されていました。
スタート地点の明治公園に着くと、自転車ブームを反映して、子どもから老人まで家族連れやグループ参加など、約1500人のサイクリストが、思い思いのカラフルなバイクジャージーで集まり、そのバイクもブランドの高級車が目立ちます。
車の少ないGW中に、都心を自転車で走り抜けるファンライドで、今年のコースは、神宮外苑をスタートして、赤坂~霞が関~日比谷~銀座~築地~八丁堀~永代橋~清澄公園~東京スカイツリー~浅草~人形町~日本橋~大手町~皇居前~靖国神社~紀尾井町~迎賓館前~神宮外苑までの約32Kmの新コースが設定されていた。
今回も、約15名づつが、順次ウエーブスタートとなり、桜舞い落ちる外苑周回道路を出て のんびりとペタルを踏み出してコースへと飛び出し、赤坂御用地の外周路から赤坂見附を経て国会議事堂前を通過していると、機動隊などの異様な警備体制が敷かれていました???
日比谷公園から懐かしい銀座みゆき通り、築地を経て永代橋を渡り隅田川沿いに出て、エイドステーションのある清澄公園まで、快調に風を切って進んでいた。
清澄公園は、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡だったそうで、新緑が目映いほどの森林が拡がっており、春の息吹を感じて休息していた。
この後、江東区役所通りを走り墨田区に入ると、開業間近い東京スカイツリーの雄姿がグングン迫るように大きくなり、源森橋から青空に突き抜けるようにそびえるスカイツリーの前でそれぞれが記念撮影で一休み・・・・
隅田川堤防に上がると、隅田川を下る遊覧船や吾妻橋を望む光景もバッチリの絶景です。
さらに吾妻橋を渡り、浅草に出て先に走った東京マラソンのコースを蔵前~東日本橋~人形町を下り、下町の風情を満喫して、日本橋へ・・・・
日銀本店や常盤橋の風景を楽しみながら神田橋のスターバックスに設置された第2エイドステーションに到着すると、約30名近いスタッフの方の暖かい歓迎の拍手に迎えられました。
一休みして、後半に入り大手町、馬場先門を経て皇居前の内堀通りに入ると、丁度 パレスサイクリングが行われており、マラソンを楽しむランナーなど皇居前は、大変な賑わいでした。
九段坂を登りきって靖国神社を経て四谷見附へ出て上智大学前のソフィア通りでは、真田濠の土手の桜もすっかり葉桜となっており、清々しい気分でぺたるを踏んでいました。
その先の喰違見附をへて赤坂御用地へ戻ると南門前の道路には、マンサクの街路樹が満開となっていましたが、マンサクの花は高貴な香りを漂わせており、昔から身分の高い方の屋敷に植えられるとか?
迎賓館に着くと、同じ仲間たちが代わる代わる記念写真を撮りあってから、無事明治公園にゴールしていた。
新緑の神宮外苑や下町情緒などを満喫して日頃感じない東京の顔を堪能してきましたが、汗びっしょりとなり、気が付けばびっくりするほど日焼けしており、互いに健闘を称えあう握手を交わしていた。
帰路に首都高を経由して戻ろうとしたところ、厳重な警備で首都高が閉鎖されていたが、あとから聞けば野田総理が首脳会談で国会議事堂から羽田へ向かう時期だったようで、あお議事堂前の物々しい警備体制が敷かれていたのがサイクルイベントのためではなく納得でした。