晩秋の快晴となり誘われるように、いつも下から眺めている丹沢大山へ単独行で登ってきました。
大山には、これまでも何度か大山登山マラソンに参加してゴール地点の阿夫利神社下社までは訪れていたが、山頂の本社を訪れたことはなく、古くから大山詣が行われていた大山登りには、大変興味深いものがありました。
こま参道の362段の石段をウオームアップの積りで駆け上がり、約10分で大山ケーブル駅に到着、ケーブルに乗り下社へ向かいますが、山肌は紅葉がやや過ぎていましたが、秋色が満ち満ちていました。
懐かしい下社に着くと、平日でしたが多くのハイカーの姿が見られます。
下社の展望台から相模湾や江の島を望む眺めは残念ながら霞んでいましたね
境内の登山口からいきなり長い急階段を登り登山道へ取りつきますが、多くのハイキング・グループが元気いっぱいでした。
階段を登り切ると、さらに山道の石段が延々と続き、想像以上に厳しい登りが続いていました。
目安には1丁目・2丁目と記された石碑が立っており、目指す山頂は28丁目となっていますが、何故1合目・2合目ではないのでしょうか
丁度、中間地点の15丁目には、「天狗の鼻突岩」があり、岩には天狗が鼻を突いて開けた穴と言われる約20cmの穴があり、お賽銭が置かれています。
もう一息登り20丁目の富士見台に着くと、左の視界には素晴らしい富士山が迎えてくれました。
過っては、大山詣で訪れる参拝客が休んだであろう茶屋が置かれて浮世絵にも描かれたそうで、絶景が見られました。
25丁目のヤビツ峠への分岐点を過ぎるとまもなく鳥居をくぐり王道ルートを進みあと一息です。
下社の登山口から1時間10分で、28丁目の鳥居に到着し、阿夫利神社の前社、本社に到着しましたが、拝殿は閉じられていました・・・
頂上本社の石碑の後方には、雨降り山のシンボルである雨乞いの神木のブナの木が立ちますが、春の新緑の姿はどんなパワーが観られるのでしょうか?
背後には、奥ノ院が鎮座していますが、こちらも閉鎖されていました。
山頂(1252M)は、かなり広く多くのベンチも置かれており、多くのハイカーがお昼を摂りながら、眺望を楽しむ光景がみられます。
山頂の北側に回ると、丹沢連峰の先に美しい富士山が見えて素晴らしい景観が見られ、疲労感も消える絶景でした。
山頂では、霜柱が立っており、季節感を覚えました。
山頂からは、360度の眺望が見られましたが、相模湾方面は、やや霞んでいました。
山頂からのパノラマ風景を堪能してから、下りは見晴台を経て下社へ向かった・・・
【続く】