秋のサイクリング日和となり、小出川から相模川サイクリングコースをポタリングしてきました。
小出川沿いにある史跡の下寺尾官衙遺跡群(しもてらおかんがいせきぐん)は、現在は台地の広場となっていますが、8世紀頃相模国の高座郡家郡衙があったところで、国指定の史跡名勝天然記念物に指定されており、地方官衙の構造や立地を知る上で貴重な文化遺跡となっていますが、カラーコーンが並べられており調査中でしょうか?
台地の近くにある下寺尾廃寺跡(七堂伽藍跡)も古代寺院があったところで、国の文化遺産に追加されて相模国の中心であったようです。
貴重な史跡から歴史を学んだあと、相模川の神川橋を渡り大山街道へ向かいました。
相模川は、母なる川とも呼ばれて富士山麓から豊富な水を流して母のような和みを感じさせる川となっています。
神川橋付近には、昔は田村の渡しがあったところで藤沢から大山へ向かう大山街道(田村道)として賑わった道で、橋上から富士山と大山を望める名所となっています。
大山街道の田村十字路で引き返して、相模川河川敷の遊歩道を行くと、堤防の上には大きな厚木市のキャラクターのあゆころちゃんが描かれたアドバルーンのような球形ガスタンクやタイルアートが並びアート・ワールドとなっています。
その先の相模大橋の手前にある厚木神社に着き参拝していました。
厚木神社は、旧厚木村の総鎮守として大山詣でなどで賑わった神社で、昔は「天王社」と呼ばれたようで、現在も天王さんとして地元の信仰を集めている古刹で、コロナ収束の願いを込めて参拝していました。
境内社の稲荷神社には、拝殿の扉や破風には狐や龍の彫刻が飾られて歴史ある景観が見られます。
厚木神社で一休みして、相模川ロードを戻ると、七つの水門がある巨大な相模大堰があり、県内一の取水堰となって、左岸の海老名市へ通じる管理橋として一年前に開通していました。
海老名市に入り田園地帯に入ると、怪しげな秋の雲が空を覆い、小雨が降り出してきて秋の季節到来を感じながらのロングポタリングでした。
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