春本番を迎えたこの日、スケッチ仲間と横浜の桜の名所である「根岸森林公園」に出かけてきました。
JR根岸駅から森林公園へと向かったが、途中に根岸八幡神社では、しだれ桜が満開となっており、その鮮やかなピンク色と素晴らしい枝振りが見事でした。
森林公園につくと広大な芝生広場が拡がり公園全体を包み込むように、斜面を桜色に染め上げていました。
美しい春の花に迎えられて園内に入ると、平日ながらウオーキンググループや多くの家族連れなどの訪れており、この春一番の暖かい陽射しが降り注いだいました。
広い芝生広場を取り囲むように斜面に咲く桜と緑濃い樹林の森林公園の美しい景観を描いていたが、しばらくして目の前に結婚式を挙げたばかりのカップルが現れて記念写真を撮っていたが、微笑ましい光景でした。
描きだしていると、芝生広場を吹き抜ける春の風が強く、舞い上がる埃が容赦なくスケッチブックや絵の具パレットにかぶり、悲鳴を上げながら早めに腰を上げて、桜の下を散策していたが、園内を走るランナーの姿も多く見られて、絶好のジョギングスポットとなっていました。
園内を一回りしてみると、斜面のさくらの園では古木の桜の枝振りも素晴らしく、桜道とはまた違った楽園となっています。
花の下では、お弁当を広げるグループが多かったが、宴会にはなっていなかったようだ。
芝生広場は、戦前までは日本で最初の洋式競馬場だったところで、現在は、そのモーガン広場にあった「一等馬見所(一等観覧席)」だけが、歴史的建造物として芝生公園の北側に残されています。
午後からは、桜の下からその一等馬見所を対象に描きだしたが、枯れた蔦がからまり当時の面影を残しており風格さえ感じる建造物である。
こちらでも強風が吹きつけていたので、早々に切り上げて広場を散策してみたが、みなとみらい地区の遠望も望めて素晴らしい景色が拡がっていました。