ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

秋の彼岸中日…遠い昔の自分に会いに行くような…

2019-09-23 19:53:39 | 生き方
体調不良は続いているが、今日は彼岸の中日。
ちゃんと決まったことを行わないと、ご先祖様に申し訳ない。
…ということで、菩提寺に彼岸の水あげに行ったり、墓参りに行ったりした。


墓場では、昔近所に住んでいた方と久しぶりに会った。
その方も、今はその地を離れ、新潟市に住んでいるのだと言っていた。
その方の弟は、私と1歳違いだったからよく遊んだものだった。
でも、その家も今はなく、ブロック塀の中は更地になっている。

今日は、台風が通過中(もっともその頃はすでに低気圧に変わっていたようだが)ということで、墓場にも強風が吹きつけていた。
きっと線香に火がつけられないだろう、ということと、下手をすれば火事を起こすことになってしまうかもしれない、ということの2つの心配から、持っていったのが、これ。

そう、底の深い植木鉢。
火をつけられたのはいいが、強風のために線香の火が炎となって燃えるものだから、やけどしそうになって困ってしまい、取り急ぎ先祖はじめあちこちの墓に線香を立てた。

どうか、私たちを見守り、お守りください。
…そう祈りながら。


秋の彼岸の中日。
子どもの頃、この日は小学校の運動会だった。
集落の人たちが老若男女みな集まって見に来たものだった。
運動神経のよくなかった私は、その大勢が集まる中を毎年最下位を独走することが本当に苦痛だったよなあ…。
その小学校が閉校となってから久しく、今日通りかかってみると、体育館は今年取り壊され、更地になっていた。
子どもだった私の苦い思いなど、すでに半世紀以上前のことだ。
長く生きたような気もするし、あっという間の50年だったような気もする。

墓参りに行きながら、かつて近所にいた方や自分の思い出など、遠い昔の自分にも会いに行ったような気がした。
改めて、いろいろなことが、自分の記憶の中のことになってしまっていると感じた。
コメント
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