ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

新潟の戦い方ってこうだったよな、と思い出させる試合 第32節東京ヴェルディ戦

2019-09-18 19:50:17 | アルビレックス新潟
いささか遅くなったが、先週土曜日に行われたアルビレックス新潟のホーム戦について書いておこう。
試合翌日の日曜日がたいない高原マラソンだったから、早めに休んだため、書けないままだった。

J2リーグも、全42節中もう第32節。
秋の彼岸が近づき、試合開始1時間前には日没となっていた。


試合相手は、東京ヴェルディ。

新潟がJリーグの一員となってから、まだ一度も勝利していないという相手だった。
去年のホーム戦では点の取り合いとなり、3-4で負けた壮絶な試合が忘れられない。
なんとか積年の雪辱を果たしてほしい。

ヴェルディは技術力があるチームだけに、チャンスは少ないのだろうと思っていたが、そのとおり。
前半は、ヴェルディにボールを持たれるが、新潟の守備意識が高く、なんとか防いで0-0で後半につないだ。

こういう試合の均衡を破るのは、だいたい相手方、というのが今季の新潟。
52分、エリア内で相手を倒してしまい、PKで1点を献上してしまった。

以前ならば、このままずるずると負けるところだが、最近はそうとも限らない。
守るときは守り、ボールを奪取すると一気にカウンターを仕掛ける。
これが結構有効に働くようになったのだ。
本間至恩、矢野貴章ら、交代した選手がさらにその勢いを加速させた。
ついに、77分、CKからシルビーニョが初ゴールをヘッドでたたき込んで、同点に追いついた。

こうなると、いけいけわっしょいの展開。
だが、勝ち越しの絶好機を、矢野、カウエと決め切れずに試合終了。


前半を見ていると、防戦一方で勝てそうな気がしなかった。
ところが、後半の展開を見ると、勝たなくてはいけなかった、と思わせる試合になった。

引き分けに終わってしまったが、この試合では、以前のJ1時代の新潟の戦いぶりを思わせるような試合だった。
守るときは粘り強く守り、後半、チャンスで一気にカウンターで仕留める。
そんな試合をしていたのが、J1で7位になったころの新潟の戦い方だった。
やはりこのような試合の進め方が、アルビレックス新潟というチームには合っているのかもしれない。


見ていて面白い試合だった。
サポーターからのブーイングも少なく、拍手が多かった。
このような試合をあと2,3か月前からできていれば、もっと上位にいたことだろう。

昇格プレーオフの6位の目安の勝ち点までは、8勝2敗が必要という恐ろしい条件になってしまった。
そこまではますます遠くなってしまったが、このような攻守に一体感のある試合を見せてほしい。
そして勝ち続ける姿を見続けられることを期待していきたい。


コメント
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