ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

立場は変わったが、大方の見方を覆す、対水戸戦の勝利

2019-09-28 20:54:35 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第34節、新潟対水戸。


新潟が、かつて初めてJ2リーグに昇格したとき、一緒に勝ち上がったのが水戸ホーリーホックだった。
新潟は、その後順調に強くなり、J1でも14年の日々を過ごしてきた。
その間、ずっとJ2リーグの主となっていたのが、水戸であった。
昨シーズンから、久しぶりに水戸と対戦できるようになった新潟ではある。

しかし、今や立場は大きく変わった。
水戸は現在、勝ち点57の3位。
J2で2位の自動昇格だって、十分にねらえる位置にいる。
対するアルビは勝ち点43の13位。
なんと勝ち点で14もの圧倒的な差をつけられている。
今や水戸は、新潟にとってかなりの「格上」の存在となってしまっているのである。

新潟が、その「格上」の水戸にどこまで抵抗できるか。
一般の人々なら、そんな見方をするのが普通だったであろう。

ただ、最近の新潟は、やっと戦い方が定まったという試合を続けてきていた。
勝てないまでも、4戦連続負けなし。
守備は、やはり舞行龍が移籍してきてセンターバックに入ってから安定してきたように見える。
攻撃も必ず点を取れるような展開が多く、チャンスの場面を多く生み出してきている。
だから、ホームでもあるし、大方の見方を覆すような試合ができるのではないかと期待していた。

その期待は、試合が始まると、4分にならないうちにさっそくシルビーニョのゴールという形で現れた。
水戸には外国人選手は出場していなかったが、細かいパスをうまくつないでチャンスを作っていた。
そしてゴール前の中央付近でシュートするものだから、結構ハラハラした。
それでも、新潟の選手たちが体を張ってゴールを割らせなかった。


後半になっても、惜しい場面も危ない場面もいくつか作りながら、いい試合をしていると思いながら見ていた。

1点のリードを守って勝つしかない、というアディショナルタイム。
途中出場していた本間至恩が、鋭い動きでペナルティエリアでファウルをもらい、PKを獲得した。
これを、J2得点王を争うレオナルドがしっかり決めて、勝利を決定的にした。
残るわずかな時間も攻め上がった新潟が、新井からのセンタリングをレオナルドが、現在の得点ランキング1位にならぶ20得点目を決め、3-0。

ここで試合終了となった。

新潟の選手・サポーターとバンザイをしたいところだったが、最後のゴールで水戸のGKがポストに顔面を強打。

救急車が入ってくる騒ぎとなった。

そのために、バンザイもヒーローインタビューも中止となってしまった。


それでも、3-0は久々の快勝。
新潟劣勢との戦前の予想をひっくり返す勝利となった。
新潟を応援するわれわれは、想定通りだったのだが…(!?)。

上位チームとの勝ち点差を考えると、いささか遅きに失したような気はするが、勝ち点3の積み上げ必須でやるだけやるしかないのだから、この結果はよかったと受け止めよう。
とにかくこの安定した戦い方をし続けて、残り8試合連勝あるのみだ!

コメント
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