ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

パンジーそしてビオラ

2020-05-13 21:35:08 | 草木花
40代前半に勤めたところでは、「花いっぱいコンクール」に常時入賞を目指すところだった。
コンクールは晩夏にあったのだが、それが終わると、職員が家で種からパンジーを育てていた。
ただ、その職員が転勤してしまうと、パンジーを育てる職員はいなくなってしまった。
仕方がない、と私が勝手にパンジーの種まきをして、育てたことがあった。

パンジーは、春に咲く。
その種まきは、秋に行う。
芽を出したものをプランターに植え替えて、冬に霜や雪の心配のない部屋で育てたものだった。

それを、職場が変わってからもしばらく行っていた。
途中からは、パンジーに似たビオラも種から育てることに取り組むようになった。
3か所の職場で、10年近く、種まきと世話を続けた。

パンジーとビオラ。
よく似ている。
なんでも、花の直径が5cm以上あるとパンジーで、それより小さければビオラと呼んでいると、何かで見たことがあった。

種から育てることをずっとしていたこともあって、買ってこようとはあまり思わなくなった。
それなら、自分で種から育てたほうが楽しいからだ。


だが、今、わが家のプランターには、3種類のビオラが植えられている。
買い物に行ったときに、あまりに安く苗が売られていたのを見て、かわいそうに思って妻が買ってきたのだ。

わが家の庭先で、今日もきれいに輝いて咲いている。

見るたびに、かつて働いていたときに、よくまああんなに忙しかったのに種をまいて、パンジーやビオラを世話して育てていたものだと、当時の自分に感心する。
まあ、確かに忙しかったけれど、その中で、パンジーやビオラを世話することで、安らぎを見出していたことも確かだった。


ビオラは、パンジーよりも時期的に遅くまで咲いている。
まだもうしばらくは、目を楽しませてくれそうである。


コメント
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