ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

スタジアムの一体感

2021-09-26 22:11:16 | アルビレックス新潟
このところ、スタジアムに行くと、あちこちに手書き文字の横断幕が掲示されている。
以前の試合で、スタジアム内にぐるりと掲示されていたことを、ここに書いた。

前回のホーム戦では、サポーター席であるNスタンドには、次のような横断幕が。


「貫き突き進め新潟」
「ゴールを!勝利を!J1昇格を!共に!」

こうして、スタジアム内に掲示されると、選手たちへの強い激励の想いが表現されていると感じる。
選手たちを鼓舞すると共に、自分たちも共に闘うぞという、熱心なサポーターの決意がうかがえるのである。

手書きの横断幕のベクトルは、近ごろは、スタジアムに応援に来る人たちにも向けられるようになった。

前回のホーム戦では、Nスタンドの入口に、こんな横断幕が張られていた。


「Nスタンド、ここはチームと共に闘うことを体現する場所 立ち上がり、力強い拍手、手拍子を」
「浮上のきっかけを自らの手で」

このスタンドに来たからには、チームのために本気になって応援しようぜ、と、来場者に呼び掛けているのだ。
それが、今節スタジアムに到着すると、広場の正面にも飾ってあった。

その文言は、


「スタンド全体から拍手、手拍子を。J1行くぞ!」

少しでも応援の輪を広げ、選手たちの背中を押そうという気持ちが伝わってきた。

試合では、このご時世で1万人を超える10,242人の来場者数を記録した。
熱心なファン、サポーターが多かった。
チャンスになると、応援の太鼓の音が鳴らなくても、拍手や手拍子が起こっていた。

相手ボールのスローインで、スローワーが本来投げ入れるべき位置から何歩も歩いて距離を稼ぐと、ブーイングのような喚声が起こり、審判がそれを受け入れてやり直しをするように注意していた。

まさに一体感をもって試合を見守り、応援していた。

だから、ロメロのシュートが決まった瞬間、場内から大きな歓声がわき起こった。
いくら騒ぐな、大声を出すなと言っても、あの瞬間はさすがに無理だった。
私の周囲の人たちも、みんなグータッチやエアタッチを繰り返していた。
このゴールと勝利の瞬間の喜びと一体感は、スタジアムでないと味わえないものだ。

選手とサポーターの、スタジアムに応援に来た人たち同士の、一体感を強く感じられたホームゲームだった。
スタジアムに足を運び、この一体感の心地よさを毎回味わいたいと思う。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする