ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

堂々と追いつき、進化・成長中のアルビを確認した ~2023第26節ホーム浦和戦~

2023-09-03 14:48:01 | アルビレックス新潟

2023サッカーJ1リーグ第26節、ホームで「あの」浦和レッズを迎えての一戦。

結果は、1-1のドローで終わったけれど、自分としてはいろいろなことで楽しめた一戦だった。

まずは、この日の対戦相手、浦和のレプユニ着た人の多いこと多いこと。

それにビックリ。

結構たくさんの人を見かけたりすれ違ったり。

無期限入場禁止処分になった人たちがいても、浦和は浦和だ。

 

いつも場内アナウンスなんか聞かないで、勝手に自分らのチームの応援に声出す浦和サポ。

今回は、ビジター席で、自分たちの三色旗のコレオグラフィを作り出し、「We are Reds!」を叫ぶ。

 

新潟サポだって、ホームだから負けてなるものか。

「アルービレックス!」の連呼はじめ、負けずに声援を送っていた。

あとで発表された観客数は、2万7000人越え。

惜しくも3万人には届かなかったが、いい試合を見ることができた。

 

この日のピッチは、新潟市の降水量平年比1%という日照りと猛暑日の連続のために、芝が荒れていた。

過去6度もJリーグのベストピッチ賞に輝いているというのに、ボコボコになっていた。

いくら水をまいても、これは、早いパス回しをする新潟には不利だ。

 

さて、試合。

3日前の天皇杯川崎戦から先発メンバーをほとんど入れ替えて臨んでいた。

GK小島、DFトーマス・デン、藤原、MF長谷川、長倉、FW高木など、6人は水曜日に完全休養した選手。

後の5人は、途中出場した選手たちだったが、顔ぶれを見ても、疲労によりパフォーマンスが落ちるとは考えられない選手たちだった。

ただね、トーマス・デン選手に対して浦和サポがブーイングをするのは違うと思ったよ。

彼は、浦和のためにプレーしてけがをしてしまったから浦和から出されたのだし、新潟はそんなデン選手をけがが完治するまで待つといって契約したのだからね。

そんなデン選手の今日のプレーぶりは、なかなかすごい迫力を感じたよ。

 

試合の前半は、浦和も先手を取ろうとかなり攻めては来た。

ボール奪取の仕方もうまく、なかなか新潟も攻め込めない。

さすが浦和、現在4位の守備の固いチームだと思って見ていた。

 

それが、30分を過ぎて、2つのVARで判定が分かれる。

最初に出たのは、新潟の攻撃場面。

だが、これはPKなしのジャッジが下された。

すると、今度は、浦和の攻撃で、アルビ選手がハンドの可能性だとか。

今度は、PKだって!!?

「小島、止めてくれ!」

の願いもむなしく、決められて先制を許してしまった。

 

先制されると試合結果が芳しくない新潟なのだが、先日の天皇杯では富山戦でも川崎戦でもリードを許しながら追いつくしぶとさが付いてきている。

前半終了し、後半は先に点を取った方が勝つのではないか、という気分になった。

 

後半開始。

リードしているせいか、浦和の選手の方がいたんで交代したり治療したりする場面が多くなった。

飲水タイムを取り、その後の新潟は一挙に選手交代。

73分に、島田→秋山、鈴木→小見、高木→三戸の3枚替え。

79分に、長谷川→松田。

この交代が当たった。

代わって入った選手たちが躍動する場面が増えてきた。

 

右の松田の積極性が目を引いた。

相手と競り合いながら前進し、股抜きでパスを出したりする。

81分には、その松田からのパスを受けた小見が、グラウンダーでシュート!

ボールは、反対側のコーナーポストに当たるも、ゴールへと転がりネットを揺らした。

同点!

小見のJ1リーグ初ゴール!

 

ここから先は、新潟が押していく。

87分には、松田が右サイドから、中央の長倉へ縦パス。

長倉は反転して左足を振り抜くが、惜しくもこのシュートは枠の左に外れてしまった。

そんな惜しいシーンもありながら、アディショナルタイム終了直前には、また出た!

恐怖の「VAR大王」。

幸いにしてそこは救われた。

 

結局、圧倒的に対戦成績の悪い浦和戦は、今季も勝てず1分け1敗となった。

だが、同点に追いつく粘りを見せた選手たちに、拍手を送る観衆は多かった。

 

ここ数試合を見ると、新潟の選手たちが、J1に慣れたなあと思う。

大差で完敗という試合は、ない。

ボールを奪い合う場面でも、個人技でも負けなくなって来た。

そして、得点に近いシーンがたくさん見られるようになってきた。

つまり、J1の相手チームに翻弄されることはなくなったのである。

ただ、なかなかゴールシーンが増えないが、「ケチャドバ」に迫ってきている感じだ。

まぎれもなく、アルビレックス新潟というチームがJ1にふさわしいチームになってきたと思うのである。

新潟サポも、浦和サポに対抗できる声援の豊かさをもっていることも確認できた。

あとは勝つだけである。

 

2週間、J1リーグは、しばらく試合がない。

だが、今日ゴールを決めた小見 洋太選手は、第19回アジア競技大会(2022/杭州)U-22日本代表 メンバーに選出された。【9月15日(金)から10月8日(日)】

三戸 舜介選手も、AFC U23アジアカップカタール2024予選 U-22日本代表のメンバー に選出されている。【9月3日(日)から9月13日(水)】

彼らに加え、松田選手、秋山選手と、若い選手たちがどんどん成長してきている。

彼らの成長と、アルビのサッカーの進化がどこまで進むのだろうか、と楽しみで仕方ない。

 

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コメント
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