寒かったのに、よく2万3千人近くも入ったね。
期待の高さの表れだ。
ホーム開幕戦を勝利で飾れて、本当によかったよ。
駐車場に着いたら、横なぐりの強風に大粒の雪。
こんなんで試合ができるのか?という中を歩いて、スタジアムに着く頃は雪は弱くなってきていた。
でも練習中は、雪も降っていた。
はるばる名古屋から、寒中応援に来た名古屋の皆さん、ご苦労様です。
開幕戦セレモニーには、珍しく(?)副知事ではなく、花角新潟県知事のあいさつ。
今日の知事、なんだかゴキゲンでしたな。
試合が始まると、やはり寒い風が吹き、その分試合も寒い?
シュートシーンが少ないのだ。
もっと遠くから打ってもいんじゃない?
なんて思いつつ、試合を見守った。
前節G大阪のプレスに苦しんだから、今日の名古屋も同様の戦法でくるのじゃないかと思っていた。
だが、それほどでもなかったし、DFのウラを突こうとするパスもあったりして、思わず目をつぶるようなシーンはほとんどなかった。
それよりも、前節の負け試合を教訓にしたせいか、アルビの選手たちの動きの方が名古屋に勝っていた。
今日の先発メンバーには、3戦目にして初の先発起用の堀米主将、FW小野がいた。
第1戦から復活の舞行龍、宮本、小見らの名前もあった。
試合の動きを見て、時々、新潟の選手たちのプレーに対し、「うまい!」と声を漏らしてしまった。
初登場の小野は、さすがだった。
攻撃についても守備についても、一つ上のプレーを見せてくれた。
とにかく、緩急の付け方はうまいし、ここでいってほしいというところで必ずいくし、うまいなあ、いい選手に来てもらったなあ、と思ったよ。
そして、2度目の先発となった宮本も、隙あらばねらうぞという雰囲気ありあり。
こんないい選手がJ3やJ2下位でくすぶって(?)いたのか、と思わせるプレーぶりだった。
今季初先発の堀米も、今日は控えに回った新井に負けていないよなあ、と思わせた。
そして、フル出場した小見は、攻守にわたって大事なところで顔を出し、力が確実についているところを見せてくれた。
いい選手が多くなったなあ、と感慨深かった。
「てっぺん」を目指す戦力が整ってきたからこそ、そこを目標にできるわけだ、と納得した。
後半の途中から、小野→谷口、松田→長倉、時間をおいて高木→長谷川元希と交代選手を出場させたが、そこで出てくる選手たちがまた違いを見せるのだから、見ていて面白い。
途中で強風は吹きつけるし、雪が吹雪となって降って来るし、と寒くて仕方ない中だったが、プレーに引き付けられた。
【雪で場内の遠くがかすむ】
そして、ついに88分、今季新加入の長谷川元希が中央からシュートすると、相手選手に当たって、ボールが舞い上がり、GKの頭を越してゴールネットに吸い込まれた。
これ、これ、これですよ。
このシュートを打つ積極性が、新潟にはもっとほしいのですよ。
元希は、そこが分かっていて強引に打ったシュートだったと思うのだ。
打てば何が起こるか分からない。
相手に当たってコースが変わるかもしれないし、ハンドの反則が飛び出すかもしれない。
いずれにしても、よくやった、元希!!!
ヒーローインタビューの際には、彼が元気で明るいキャラクターであることを示した。
きっと、これから多くのファンが付くことだろう。
お楽しみの勝利後のパフォーマンスは、漫画家鳥山明氏の逝去を惜しみ、ヒーロー元希のかめはめ波が披露された。
昨日の今日だから、よく合っていたパフォーマンス。
阿部(航斗)ちゃん、よく考えましたね、グッ、ジョブです。
【名古屋サポは、試合後、3連敗無得点の自チームの選手たちに猛烈なブーイング…ごもっともで】
これで3節を終了した。
去年6回戦って1度も勝てなかった、鳥栖、G大阪、名古屋に対して、2勝1敗の勝ち点6で、暫定5位。
上々の滑り出しだが、得点力はまだまだ物足りないから、改善していきましょう。
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