夏の甲子園。
惜しかったな、新潟県代表、初出場の東京学館新潟。
地元新潟県代表の上、先発したバッテリーの出身中学校が私と同じだったので、なお一層ガンバレと思って応援していたのだけどね。
最終的には、1点差で負けたけど、2死2,3塁で一打逆転サヨナラという場面まで作ったものなあ。
試合前半、3回までで1-5と大差を付けられたときには、大敗を覚悟したのに、よく追い上げた。
そして、県予選を思い出してみると、東京学館は、中越との決勝戦だって、前半で4点くらいリードされても、終盤追い上げてサヨナラ勝ちしたのだった。
あきらめが悪いというか粘り強いというか、そういう戦い方ができるチームなのだ。
そういうチームでないと、この10年間、日本文理と中越の2校しか優勝していない新潟県の代表にはなれなかった。
その2校を接戦の末に破って県代表をつかんだ東京学館らしい戦いを、甲子園でも見ることができた。
この試合も、中盤で2点を取って追い上げ、最後まで試合をわからなくした。
十分によく健闘した、と言える戦いぶりであった。
だが、ここのところ、新潟県の高校は、春の選抜大会に出場できていないし、夏の大会も、勝ち進んでいない。
初出場の高校ゆえ、今回の敗戦は仕方ないと見る向きもあるかもしれない。
けれども、今後、東京学館が全国で勝ち進むことを目標にするようなチームを目指すなら、健闘で満足していてはいけないのだ。
今回の経験をもとにして、全国に名がとどろく強豪となってほしい。
選手の中には、負けて涙を流す選手たちもいた。
その姿を、後輩たちも覚えていて、今年のチーム以上に強くなってほしいな。
東京学館新潟の選手たちや関係者の皆さん、お疲れさまでした。
胸を張って堂々と帰ってきてください。