「常春」の埼玉。
隣家では、もうロウバイが咲いていた。
いいなあ。
新潟のわが家では、早くて2月末、普通なら3月に花が咲く。
庭や畑の地面には、びっしりと春に咲く花が葉を出して、陽光を浴びて育ってきていた。
これは、パンジーを小型にしたような花を咲かせる、ビオラ。
春には、足の踏み場もないほど咲いているに違いない。
午前中にこんな風景を見た後、午後は新潟に向け、出発。
快晴の青空の下、浅間山、榛名山、赤城山などが、山ひだまでよく見えた。
関越自動車道を、気持ちよいドライブだった。
それが、関越トンネルを抜けて、まったく違う風景に変わった。
空はグレーで暗くて雨が降り、道の両側には雪、道の外の風景は白く染められていた。
越後川口SAでは、このくらいの雪が積もっていた。
やがて新潟市に入ると、意外なことに吹雪となった。
新潟市は、県内では雪が少ない地域なのに、今日の運転中で一番ひどく雪が降っていた。
…こんなだもんなあ、冬の新潟。
昨日も書いた、サッカーJリーグの秋春制移行決定がうらめしい。
なのに、アルビレックス新潟の中野社長のコメントは潔い。
本日さっそくクラブの社長名で「Jリーグ理事会におけるシーズン移行決議について」というコメントが出されていた。
「シーズン移行をすることが決まりましたが、この決定はJリーグとリーグに所属する60クラブの検討結果に基づいて行われたものです。アルビレックス新潟は、59クラブの意見と議論の結果を尊重して、この決議を受け止めます。
シーズンの移行には、さまざまな厳しさや課題が伴います。また、移行するために解決するべき課題は数多く残されています。当クラブは、ホームタウン新潟の歴史と文化、自然を理解しながら、ご支援いただくすべての皆様と共にそれらと向き合っていきます。」
Jリーグで反対の票を投じたのは、新潟の中野社長だけだったのだが、先日行われたサポーターカンファレンスでも、秋春制について、一貫して反対してきたその理由を丁寧に説明していた。
中野幸夫社長は、「この移行をどう良い方向に結び付けるかを、(地域の)皆さんと必死に考えていくことになる」と取材記者に語っていたが、さっそくファン、サポーターに向けてメッセージを出した。
そのことに、どこかの国の首相とは違う「丁寧な説明」で「真摯に向き合う」姿を見た思いがする。
雪の風景を見ながら、帰ってきた新潟でやっぱり秋春制が気になっていた。
その新潟、明日以降寒波が襲来し、大雪の恐れがあるとニュースで繰り返されている。
昨年の12月のようなドカ雪にならないといいが…。