ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

強い当たりにも疑惑のジャッジにも負けずに引き分けに持ち込んだ ~アウェイ京都戦~

2021-07-17 22:20:54 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ、第23節。
後半戦の第2戦だが、今日の試合の後、リーグは東京五輪で約3週間の中断となる。

アルビレックス新潟は、アウェイで京都サンガF. C.と対戦。
前回対戦では、1点が取り返せず、ホームで0-1で敗れている。
今回こそ勝って、京都を抜いて2位で中断に入りたい。

先発メンバーは、前節と同様。
1トップに谷口、2列目にロメロ、高木、星の布陣。
ボランチには、福田、高。
DF陣は、藤原、舞行龍、千葉、堀米。
GKは小島。

前節、栃木をあれだけ押していたのだからと、今日も期待したのだが、新潟は前回以上に強度の強いプレッシャーをかけてきた。
当たりも強く、ファウル覚悟で来た。
だが、実際にひどいファウルであっても、主審がカードを出さないものだから、京都のプレーは自然と荒くなった。
なかにはひじ打ちなども見られた。

その強さに負けたわけではないが、前半34分に、京都に先制された。
ピーター・ウタカからのパスを受けた荻原がペナルティエリアに進入、左からゴールを決めた。
去年夏からシーズン終了まで新潟に在籍していた荻原の、京都移籍後初ゴールだった。
またしても、「恩返し」のゴールを決められてしまった。

前半をそのまま終了。
チャンスらしいチャンスもつかめずにいた。
京都の前半のシュート数は8,うち枠内シュートは5。
新潟は、シュート数わずか3本で、枠内が1。
それでもボール支配率は、京都46%、新潟54%。

どうなるかと思ったが、アルベルト監督は、後半からロメロを代えて島田を起用。
これをきっかけに、後半は、新潟が相手エリアでプレーする展開が増えた。
新潟が攻勢に出ると、それまでカードを出さなかった主審が、やけに新潟の選手たちに対してカードを出すようになった。
後半だけで、高、舞行龍、高木、島田と4枚も出した。
なのに、京都のファウルは取らない。
70分には、ペナルティエリアで藤原が後ろから手を使って倒されたが、おとがめなし。
それを後悔したのか、新潟ばかりのファウルで京都にも出さないわけにはいかないのか、後半3枚合計4枚のカード発出。
ちょっとこの辺で、レフェリングに文句を言ってはいけないとは知っているが、あまりにホームびいきなので、不公平感を感じた。

そんな展開であったが、試合の主導権を握った新潟は、75分、パスをつないで星と交代して出場した本間からのボールを、高木が中央から決めた。
京都のスタジアムのピッチは荒れていたから、多少バウンドに変化があったのかもしれないが、キーパーが取り切れず、ボールはゴールに吸い込まれた。
新潟、同点に追いついた。

足を痛めて、トレーナーから「×」印を出されながらも本間はもう一度ピッチに戻ってプレーを続けるなどアクシデントもあった。
そんな条件下であっても、攻勢は続いたが、決勝点は生まれなかった。
残念だ。
しかし、強い当たりにも疑惑のジャッジにも負けず、勝ち点1を手にする強さを見ることができた。

今節、首位磐田が山形に敗れ、新潟と引き分けた京都が首位に立った。
新潟も、首位とは勝ち点3差という近さである。
ただ、そうこうしているうちに、甲府や山形が差を詰め、上位に迫ってきた。
後半戦も、接戦が多くなりそうだ。

後半戦の2試合で、前節栃木には勝ち(前半戦は引き分け)、今節京都には引き分け(前半戦は負け)と、着実にどの試合も前半以上の勝ち点を挙げている。
中断明け後も、いいサッカーを続け、攻撃力をさらに高め、勝利を多くつかんでほしい。


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