パリ五輪。
見たい競技、気になる競技といえば、自分がかつて一生懸命やっていた「卓球」がある。
卓球では、個人種目で混合ダブルス、シングルスがあり、団体戦がある。
混合ダブルスは、1国1チームしか出られない。
世界ランク2位だった早田・張本組には銀メダル以上を期待していた。
だが、初戦で謎に包まれた実力国の北朝鮮ペアに当たり、内容的には接戦ながら、結局1-4で敗れてしまった。
北朝鮮ペアは、そのまま勝ち上がり決勝まで進んでいるから、やはりなかなかの実力を備えていたと言える。
無念であった。
あとは、シングルスと団体戦に期待するしかない。
世界ランク上位の日本選手たちだが、1回戦から気が抜けない。
中国が圧倒的に強いことは確かなのだが、近年は、第3勢力ともいうべき国の選手が活躍するようにもなってきた。
女子でいえば、インドチームが、昨年の世界選手権で世界ランク1位の選手を破るなどして中国を追い詰めたことがあった。
その選手は、異質ラバーの特徴を最大限に生かして戦っていた。
男子も女子も、個性的な戦いをして上位選手を破ることも見かけるから息が抜けない。
今日は、2回戦が行われて、NHK-BSでは、男女シングルスに出場している日本の4選手のうち3選手の試合を中継して見せてくれた。
女子の平野選手は、どのゲームも接戦となったが、香港の選手を4-0で下した。
だが、3回戦は曲者のインド選手との戦いになる。
がんばってほしい。
男子のエース張本の対戦相手は、イランの選手だったが、なんとバックハンド主戦という信じられない戦型の選手。
普通は、だれでもフォアハンドで強いボールを打とうとする。
ところが、その選手は、ほとんどがバックハンドで打つ。
フォアハンドはまれだった。
長いラリーになっても、ほとんどをバックハンドで処理する。
そのバックハンド系の技術の高さには驚いた。
張本もその選手とは何度目かの対戦だったらしいが、やはり序盤は面食らっていて最初のゲームを落としてしまった。
なんとか立て直したが、4-2と接戦になった。
バックハンド主戦であれだけ戦い、相手を苦しめる選手を初めて見た。
女子のエース、早田の対戦相手はエジプトの選手だった。
同じ左利きの選手だったが、前陣でバック系の技術が高い選手で、どのゲームも終盤まで競り合う展開が続いた。
エジプトの女子選手でもここまで強くなったか、と思わせた。
だが、そこは日本のエース早田、終盤に競り合っても簡単に相手に決定的な得点を許さないのはさすがだった。
第1ゲームでは、ジュースで何度もゲームポイントを握られたが取り返し、15-13で取った。
それ以降でも、終盤に大事なポイントを取って、4-0で勝利した。
中継しているときには、男子の世界ランク1位の選手が、スウェーデンの選手に敗れたと放送していた。
群雄割拠。
果たして、これから日本選手たちの戦いはどうなるか!?
男子の張本、戸上も、女子の早田、平野も、皆2回戦は勝ち上がった。
今日は、これから男女とも3回戦の戦いが始まる。
それに勝てば、ベスト8だ。
健闘を期待しよう。
がんばれ、卓球日本!!
私も上記のブログをアップした後、ネットで真相を知りました。テレビの中継ではラケットを折られた話はしていなかったので、素直にスウェーデン選手の金星かと思いました。それが、混合ダブルスの栄冠の後、記者の殺到によってラケットが折られていたことを知り、切なくなりました。
卓球選手にとって、ラケットは自分の腕そのものですよね。バドミントン等と違って、スペアのラケットがあるから大丈夫、という訳ではありませんからね。使いこなせるようになるまで、何本もボールを打って、様々な練習をしたうえでないと。自由にボールを操れないはずです。それは、上位の人ほどそうなのではないかと思います。
不用意な場所にラケットを置いたりしてはいなかったのか、それは分かりませんが、4年に1度しかない大会でこんなことが起こるなんて、本当に気の毒でした。
さて、日本は、戸上は敗退し、3人が残っていますが、準々決勝は厳しい相手が多いですね。それでも最高のパフォーマンスを発揮して勝利することを期待したいと思います。
ありがとうございました。