十数キロ離れたところに、あまり知られていないが、梅林がある。
梅林といっても、ほとんど同じ種類の花である。
まあ、梅の実を採るための梅の木ばかりなのだが、花いっぱいになり梅の花の香おりがそこらじゅう一杯になる。
梅林で思い切り息を吸い込む。
春を感じる瞬間である。
残念ながら、今日は、まだそんなに咲いていなかった。
それも、3月のこの半月というもの、寒いからである。
今朝も、庭や屋根には雪が軽く積もったくらいだ。
梅林には、日当たりが悪いところには雪も残っていた。
梅も、木によっては、確かに花が咲いたはずなのに、寒風に当たったせいか、花びらが散ったり傷んだりしていた。
花と青空は、沈んだ心を明るくしてくれる。
被災地や避難を求められている土地でも、寒い天候が続いている。
暖かくなり、たくさんの花が咲いてほしい。
花と青空の日々を待っているこの頃だ。