ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30」(吉田類著;NHK出版)を読む

2024-12-26 20:21:50 | 読む

NHKの番組に、「にっぽん百低山」というのがある。

著者の吉田類さんは、民放のBSの番組にも、酒場探訪のような番組に出ていたのだが、NHKのこの番組で見るようになってから、好感を持つようになった。

 

登っているのは、「低山」ということで、あまり高い山には登っていない。

番組では、だいたいは登る山の近くで出身という女性がゲストとして一緒に登っている。

そして、登頂後は、下山してどこかで必ず酒を飲むという構成になっている番組だ。

以前は、地デジで昼の時間帯に放送していたのに、4月の番組改編以来、この「にっぽん百低山」は、BSで毎週金曜午後5時30分からか、毎週月曜正午からの放送となってしまい、見る機会が減ってしまったのが残念なのである。

 

図書館で、「にっぽん百低山」の本を見かけた。

それが、「NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30」(NHK出版)である。

なんだか懐かしい人に会ったような気分になって、さっそくその本を借りてきた。

「30」であるから、多くはない。

でも、借りてきて見てみると、新潟県の代表的な低山が2つ紹介されていた。

それが、日本海に面する場所にある、角田山と弥彦山である。

 

この2つの山は、何度か登ったことがあり、懐かしさを感じながら読んだ。

角田山は、「新・花の百名山」にも選ばれているし、いろいろなコースが7つほどある。

そのうち、角田岬灯台コースなら、まさに波打ち際の海抜0mから登って行くという面白さもあるのだ。

本書ではそのコースをたどって登ってくれていた。

かつて私も、3、4度この灯台コースを登ったことがある。

その他のコースを使っても、何度か登った。

でも、近年は、登っていない。

読みながら、そうそう。そうだった、そうだった。…と懐かしさがよみがえった。

せっかくだから、自分が登ったときの写真を上に載せておいた。

 

同様に、弥彦山も登った。

本書で紹介してくれているコースは、弥彦神社の奥から登っていくポピュラーなコースだが、私は、このコースなら16年前の1度しか登ったことがない。

全く違う「西生寺」近くのコースなら、40年ほど前、3年連続の遠足のコースで、6、7回くらい子どもたちや先輩職員と登ったことがあった。

でも、登れば頂上は同じだ。

 

懐かしかったのは、実はこの2山だけではない。

先月行ってきた袋田の滝からは、「月居山」という山に登るコースがある。

双耳峰だということを読んで知り、先月何気なく撮った写真のこの山だということが分かった。

まあ、われわれは登らなかったけれど、その気になれば行けたんだね。

 

あとは、TV放送でも見たことがあった、千葉県の鋸山もあった。

ここは、母が生前元気な時に家族旅行で行き、ロープウエーで登ったことがある。

「地獄のぞき」は横で見ている方が怖かったっけな。

 

また、9合目まで車で行き、そこから登ってぐるっと歩いて回った、花の百名山伊吹山もあった。

あそこは、たしかに、イブキジャコウソウとか、いろいろと美しい花が咲いていたよなあ…。

 

…、とまあ、こんなふうにかつて自分が登った山や知っている山も一部にあって、楽しく読めた。

 

番組では、一緒に登る女性のゲストがいたはずだが、本書ではその実名は出していなかった。

また、下山後にはその地元の店に寄って、地酒で乾杯していたが、放送では店名も酒の名も隠してあった。

だが、本書では、店名も酒の名もしっかり紹介している。

写真が多くて、1つの山について4~8ページなので読みやすい。

その山についてのコラムやアクセスも書いてあって、行きたくなってくる。

70代の吉田類さんが登っているのだから、低山ならわれわれもまだ登れるはずだ。

…なんて思ってしまうから、元気も出た本であった。

 

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