四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

奈良京都の古刹めぐり(その1)

2009-06-22 14:21:08 | 生かされて今日
 墓参を兼ね古都の伝統美を楽しんで参りました。新幹線で2泊3日のバーゲン価格の旅程でしたが、好きな古刹を好きなように足が棒になるまでエンジョイ出来ました。
お墓の父母もどっちがメインかと苦笑いしていると思います。
 ♪木曽川や翁はおくの早苗どき  駿
慌しい墓参りから奈良の近鉄西大寺駅下車、バスで初めての秋篠寺へ。ひなびた片道通行の小径にひっそりと門、苔むす林を行くと国宝の本堂です。カッと六月の日差しの中、泰山木の花が咲いていました。新薬師寺のお堂に似てシンプルな美です。
 中に若々しい薬師如来が鎮座。左端には有名な伎芸天で女性的なカーブ、豊満な腰、伏し目の眸に肉厚な口元で見惚れて佇みます。肩幅はたくましい男性で、両性に受け取れます。涼しい薄やみのベンチに4~5人静かに仰いでいました。
諸芸上達の願いを聞き届けていただけるので、俳句の腕を上げていただけるよう百円のお守りを頂き祈願しました。
 ♪「もう一息ね」おん眼のすずし伎芸天   駿
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