四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

足利尊氏の天龍寺(京の旅その2)

2009-06-24 05:58:20 | 生かされて今日
 JR京都駅から山陰線に乗り嵯峨嵐山駅にて下車。コロッケを揚げていたのをパクつきながら世界遺産の天龍寺へ。子院を覗いていたら若い庭師さんがふたりで写真をと撮影してくれました。道を尋ねると子供でさえ丁寧で、さすが千年の都・世界の京都を感じました。ただ関西の駅の切符自販機は、お金を先ず入れないと運賃表示が出ず、壊れているのかとあわてました。流石関西だぁ。エスカレーターも関東風でなく右側に立ちます。
 この寺は京五山の一位、禅寺の歴史的風格が心を雄大にしてくれます。なだらかな山を借景に、夢窓国師の庭園を前に多くの方が静かに引き込まれていました。自然と一帯となる東洋の美意識に戻ります。西洋では自然は克服すべき対象、人間と相容れないもののようです。日本人は庭の苔さえも美ですが、外国では汚いと取り去るそうです。異人さんや修学旅行も多く来ています。大方丈に座ると去りがたい空間となります。隠岐へ流され、吉野へ押し込められた後醍醐天皇慰霊のために尊氏が創建しました。
 ♪夏燕も嵐山さへ入るる方丈  駿

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