四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

幼なじみの急死

2009-08-08 18:01:25 | 生かされて今日
 脱サラして大阪で大きな会計事務所をつくりあげた友達が長崎県壱岐でなくなりました。スキューバダイビイング中の不幸だったのです。東南アジアの海でも潜っていたので腕は確かだったのですが・・・。
 実は事故の2ヶ月前に壱岐の島でクラス会があり、恐らく彼はとても気に入って再訪したものと思われます。クラス会に同行した鹿児島の友人達はショックを受けていました。朴訥な薩摩隼人で正直な人柄から多数の会社、団体の会計を預かり500人を超える多数の弔問客で私は立ちどうしでした。
 大好きだった海の波のうねりをあしらった祭壇に友の写真が飾られ、はじめは何故と不思議な違和感を持ちました。ごまかしの無い人格と謙虚、飾らない男でした。喪って知る友達の徳分です。私は柩の彼に合掌して「君の様に人に尽くしワンステップ登った自分になります」と今生の別れをいたしました。一緒にいた友人から大きな涙つぶが一つ落ちました。
  おほつぶの訣れの涙とぶ大暑  駿
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