四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

残暑の句会

2009-08-23 06:48:00 | 俳句
 俳句に魅せられて、目まいがする程の残暑をおして句会が開かれました。
今日の最高得点句は
 ♪心太(ところてん)ときどき夫婦だと思ふ   邦彦
    ドッキリさせてニンマリ納得させる句である。つかみ所のない心太を季語に持ってきてユーモアが滲みます。何故かそばに住んでいる人でときどき夫婦を感じています。

 ♪卓上に茄子の官能ころがれる   好子
    優美な女体のカーブが無造作に投げ出されているとみた技量にカンパイ。
 ♪蝉時雨廊下の奥の昭和かな   教子
    古家の薄暗い廊下に「戦争の昭和」を感じたのでしょう。
 ♪すいとんを掬はんか八月の銀の匙   照子
    労苦の戦後をしのび、今の幸せをかみしめています。
私の作品
 ♪夏の月きみの訃報がのみこめない   駿
俳句は人生そのもので、奥深く苦しんで楽しむ庶民の歌、日本の伝統文芸です。あなたも一緒に学びませんか。
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