四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ふるさとへの旅(その6)

2009-11-15 18:24:55 | 生かされて今日
 桜島の展望台よりわが母郷・鹿児島市を眺めています。海は古代のカルデラ湖、想像もできない大きさの火口が錦江湾(きんこうわん)となりました。今から146年前、横浜生麦村で島津久光の大名行列を馬で遮ったとして英国人を殺傷した報復としてイギリス東洋艦隊7隻が威嚇せんとして来航した海です。威嚇が通じずに思わぬ開戦となり炸裂弾を持ち着弾距離に勝る英艦に町を焼き払われました。射程距離に劣り、火薬で炸裂しない弾の薩摩藩も善戦し英国艦隊の旗艦に命中させ司令官を戦死させています。この薩英戦争により双方が相手の力を認識、フランスと組む徳川幕府を滅ぼす同盟関係となりました。
 手前に広がるのは大正3年の大噴火で湧きだし流れた出た溶岩で島ひとつが桜島とつながりましたと書いてありました。
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