四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

冬来る

2006-12-09 06:33:54 | 生かされて今日
 楽しかった涼やかな青空と草花の「秋」も、もみぢが散るように過ぎ去りモノカラーの冬将軍が巡ってきました。海と山脈の壁に守られ暖かな横浜も初氷の朝となりました。風邪気味です。雪国で病気療養やご高齢でひとり耐えている方々はどんなにか辛いことでしょうか。体調がすぐれない風邪気味ぐらいでブルーになるのに。
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十二月八日

2006-12-08 05:50:38 | 生かされて今日
 釈尊が悟りに到達された日とされています。仏教徒の三大行事のひとつで「成道会(じょうどうえ)」と申します。釈尊のお誕生をお祝いするのは4月8日の花祭(灌仏会)、お隠れになられた涅槃会(ねはんえ)は3月15日です。
 世の出来事は全て、因(自分)と縁(周り)との結合で仮の結果(仮和合)、つまり変化してやまぬもの・・・「無常」であるとの真理に到達されたそうです。自分の肉体も永遠ではありませんもの。
日々の暮らしに仏教を活かすため身近な言葉で云うと、「自分が変われば相手が変わる」(庭野日敬師)と云います。
ゆがんでいるエゴのめがねをしたまま、神仏に頼み込むだけではご都合主義の拝み信仰に堕すでしょう。スイッチを入れれば釈尊の慈悲はまわりに充満しています。
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寺の貼紙

2006-12-07 02:09:09 | 生かされて今日
 総持寺に「五つのつもり」の忠告が掲示されていました。

厚いつもりでも薄いのは人情
深いつもりでも浅いのは知識
弱いつもりでも強いのは我欲
強いつもりでも弱いのは根性
少ないつもりでも多いのは無駄

他人の欠点はよーく分るが、自分の欠点には大甘で気付かない、それが人間ですね。耳が痛いです。内柔外剛(ないじゅうがいごう)が理想だが外剛内柔となります。ああ
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石原裕次郎さんのお墓

2006-12-06 06:31:50 | 生かされて今日
 横浜市鶴見区の総持寺を俳句の先生と散策しました。冬紅葉が美しい日よりでした。明治44年、石川県能登から当地に移転した道元禅師の曹洞宗(禅宗)の大寺です。
 映画俳優石原裕次郎さんのお墓を始めて詣でました。「裕ちゃんの墓」の案内板に導かれて奥の墓苑に訪ねました。さすがに大スター、香花に包まれてお線香が薫っておりました。大方のフアンも還暦を越えたことでしょうが、根強い人気のスターですね。私はカラオケでお世話になりました。
冬紅葉が鮮やかな総持寺でした。
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恋の歌

2006-12-04 17:36:35 | 歌の花束
 政争に巻き込まれ、23歳で処刑された大津皇子と石川郎女(いしかわのいらつめ)との歌のやり取りが万葉集巻二にあります。
上野公園では今日、いくつの愛が成就したでしょうか。

 「あしひきの山のしづくに妹(いも)待つと我立ち濡れぬ山のしづくに」
                                  大津皇子

 「我(あ)を待つと君が濡れけむあしひきの山のしづくにならましものを」
                                  石川郎女
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小春日和

2006-12-03 07:18:56 | 生かされて今日
 滋賀県高月にある向源寺の国宝・十一面観音さまに再会すべく上野国立博物館へ参りました。もみじが点描のようにひたすら散る庭のベンチで、缶ビールのお弁当。師走ながらポカポカ陽気で生きていることに感謝。外人も多く来ています。
二年前、人もまばらな北陸線高月駅から向源寺へ歩き、「ようお参り」と社務所に迎えてもらいました。三四人で身近に国宝を拝した贅沢な日を思い出します。
今日は「よく来たなぁ」と再会させて頂きました。木喰上人の円満なほっぺにも感動しました。
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もみぢ明かり

2006-12-02 06:05:13 | 俳句
 横浜の平地にも山紅葉のさかりが到着ました。掃溜めに鶴、地の塩の如しです。有名な観光地の紅葉もよいでしょうが、ひそと輝くこうようもいいですね。
勲章や名誉号のフラッシュで輝かせるお方が多いけれど、山中で人目に触れぬ紅葉も数多くあるんでしょうね。

 ♪ひともとの紅葉明かりや三島の忌   駿
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無常迅速(むじょうじんそく)

2006-12-01 04:53:01 | 俳句
 もみぢや菊、さまざまな催しに十一月、神無月はあわただしく去りゆきました。
道元禅師いわく、「最勝の善身をいたずらにして露命を無常の風に任することなかれ」。
 不思議な花が咲いていましたよ。名前を知りたいなぁ。

♪赤毛のアンのもれてくる声夜の長し
♪つくねんと父の突つ立つ七五三
♪汝がかほの菊のこがねの照り返し
♪もみぢ敷く曼荼羅の音ペダル踏む
♪冬晴や救急車ゐる棒倒し
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