カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

りんごの唄

2005年12月06日 | ★ 日々の呟き
RINGO



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りんごの唄
サトーハチロー作詞・万城目正作曲

赤いリンゴに 口びるよせて
だまってみている 青い空
リンゴはなんにも いわないけれど
リンゴの気持は よくわかる
リンゴ可愛(かわ)いや可愛いやリンゴ

あの娘(こ)よい子だ 気立てのよい娘
リンゴによく似た かわいい娘
どなたが言ったか うれしいうわさ
かるいクシャミも とんで出る
リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ

朝のあいさつ 夕べの別れ
いとしいリンゴに ささやけば
言葉は出さずに 小くびをまげて
あすもまたネと 夢見顔
リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ

歌いましょうか リンゴの歌を
二人で歌えば なおたのし
みんなで歌えば なおなおうれし
リンゴの気持を 伝えよか
リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ



軽井沢の弟のところから、今年も「季節の便り」りんごが先日届けられた。
さくっとした歯ざわりがとても良い。
芯の周りに透明感のある蜜があるのが、噛むほどにほんのりと甘さが口に広がる。


戦後、やっと日本に復興の兆しの明るさが見え出した頃、ラジオから流れた「りんごの唄」が、今も、歌詞を見なくても口を付いて出てくる。
覚えようと努力した記憶もない。
度々ラジオで何気なく聴いていた「りんごの唄」はいつの間にか、明るさの薄い暮らしの中の唯一の明るさ、とか元気となっていたのではないかと,この歌を「懐かしのメロディー」などのテレビ番組で見る度に思う。

子供の頃に耳にした歌と、当時の世の中や暮らしが断片的に浮かぶ。
終戦後であったが、先に希望や明るさの見えるような世の中であった。

コメント (10)
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