カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

かんころ餅は「郷愁」の味

2005年12月22日 | ★ 日々の呟き


かんころ餅・初めてのお餅である。
長い棒状の、のしもちだ。
包丁を入れるとサックと手応えのある切れ方をする。
お夕飯前だったので、3切れをオーブントースターで焼いた。
熱々を口に運ぶと、懐かしい味が広がる。
どんな味と尋ねられたら「郷愁」と応えたい。

昔、祖母や、母が蒸したサツマイモを厚めに切って、大きなざるに広げて一番、日の当たる屋根の上に干して作ってくれた、干芋の味に一番近い。
今スーパーで売られている白い粉を吹いた干し芋の味ではない。
表面は乾いて固くなっているが、中の芋は、太陽の光をいっぱい受けて、芋そのものの甘さを増している。
なんと懐かしい味なのだろう。そして、ほんのりと、サツマイモの香りがしてくる。

佐世保名物と書かれた袋を見ながら、送ってくださった、友人の夫君の故郷に思いを馳せた。

コメント (27)
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