
GIFアニメ使用7画面
「歴史民族資料館」に行った、。
新しい建物は、木をふんだんに使った山里にふさわしい落ち着いたつくりである。
展示室は、西吉野の暮らし、主に農作業、山林作業、暮らしに使われてきた道具があり、近隣の村に嫁いだ頃まだ使用していた生活道具など、懐かしく40有余年の、時空を遡る思いがある。
ガラスケースの中の南朝ゆかりの品々を見ていると、97代から、99代の天皇が、この山里に残した足跡の実際を見、この山里の人々との関わりを、今は、一つの哀しい浪漫として感じる。
と同時に、決して伝説でなく、史実である厳しさも・・・
多くの学者が書物に残している南北朝時代の難しい研究は、さておき、故郷大和の一人として、こういうものを時下に見、自分の理解の範囲で歴史の一こまを見るのもいいのではないかと、自分に言い聞かせるような時間であった。
一番そういう見方に近いなぁと熱心に見たのは、映像シアターのアニメによる南朝の歴史だった。
小学生は勿論、「知りたい病」の私も十分満足させてもらえた。
親切に、質問に答えて説明してくださった、館長さん(多分)に感謝の気持ちでいっぱいである。
外に出ると、瓦屋根の菊の紋章が、初冬の陽に輝いていた。
