柿本人麻呂が、阿騎野で詠んだ和歌は余りにも有名である。
確か小学校高学年の国語の教科書にもあったと記憶している。
『ひんがしの 野にかぎろひの立つみえて かえりみすれば 月かたぶきぬ』
「かぎろひ」について調べてみると、「凍てつくような寒い朝、夜明け前の東の空に見る淡い光」とか、
「厳冬のよく晴れた夜明け、日の出1時間ほど前に現われる最初の陽光」などの記述がある。
写真は17日より少し早い日の、我が家から見た、夜明け前の東の空である。
今年の寒さは、例年よりかなり厳しい。
『かぎろひ』の条件を、場所は別として、同じ大和の厳冬の夜明け前の東の空の、淡い光と、なると、満たしている部分がかなりある。
称して、「わがやのかぎろひ」。早朝に目覚めたご褒美として・・・限定版としよう