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これぞ七草」
春の七草をこのような短歌で覚えたものだ。
今日7日は七草粥を食べる日である。
おせちやお雑煮などが続いた食生活の後、お腹に優しいお粥に七草を入れて、あっさりと野菜に含まれる栄養素をとるという、昔の人の食生活の知恵が受け継がれてきているのだろう。
今年も愛媛県西条市の七草のセットにしたパックを昨日買ってきた。
年末のテレビで、西条市の農家の方が、暮れも正月もないほど忙しく、七草をパック詰にしている様子が放映しているのを観た。
「うちぬき水」と表に書いてあるので調べてみた。
農業用水としても使われているようである。
「西条市の明神木辺りの田畑の近くでも、水が湧き出して水路に流れ出していた」
上のような記述もあった。
パックの七草は4~5人分お米2カップと書いてあったが、1カップに七草を皆入れたお粥なので、菜っ葉の方が多いヘルシーお粥となった。
昼食用にも今日は残りを食する楽しみにした。
病気の時以外は、お粥を食べることのない日常で、昨年は寝込むことのない年だった。
朝食が茶粥だった頃をふと思う。
母や、義母の炊いてくれた茶粥が懐かしい。
さまざまなことが去来する7日の朝だった。