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入場券の裏の説明に、「三門は 空門 無相門 無願門の意味で仏教修行の三解脱を表す。」と書かれていた。
何度も来ているがここに登ったのは初めてで、確かに「絶景」を楽しむことが出来てよかった。
歌舞伎の『楼門五三桐』(さんもんごさんのきり)の二幕返しで石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」という名台詞を吐く「南禅寺山門」がこれである。
ただしそれは創作上の話で、実際の三門は五右衛門の死後30年以上経った寛永5年(1628年)の建築。
入母屋造り、本瓦葺、五間三戸(正面柱間が5間で、うち中央3間が出入口)の二重門(2階建ての門)。
藤堂高虎が大坂夏の陣で戦死した一門の武士たちの冥福を祈るため寄進したものである。