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そんなお誘いがあったのは冬最中だったが、連れて行ってくれる人も、連れて行ってもらう人も、それぞれスケジュールの詰まっている人ばかりで、やっと空いた日が一致したのは2月27日だった。
幸い走行中は小雨が降っていたのに、津市に入った頃には、雨も上がっった。
その美しさと、見事さ、数の多さ、枝垂れの長さに、感激の歓声が思わず出てくる。
「結城神社」だと聞いて、前もって検索した観光課のホームページには、「結城神社について次のような記述があった。
『結城神社は後醍醐天皇を奉じて「建武新政」の樹立に貢献した結城宗広公を祀ってあります。
ここは古くから結城の森と伝えられ、結城塚とか結城明神とよばれてあがめられています。
結城宗広公の立派な墓碑があり、華麗なしだれ梅の名所でも知られています。
境内神苑に「しだれ梅」約300本、紅・白・一重咲八重咲取りまぜ、 20年生より300年生の梅が咲き乱れます。
その他にも約100本の梅が咲き乱れます。』
溜息が出るほどの、枝垂れ梅の中で、こんな時間こそ至福の時だと、連れて来てもらえたことに、感謝でいっぱいだ。