フレンチフルコースランチは今回のバスツアーの1番のお楽しみです。
北野ホテルに、ツアー御一行様は吸い込まれるように入っていきます。神戸らしい瀟洒なホテルは、ちょっぴりリッチな気分にしてくれます。
落ち着いた木目の美しいフロアーに、豪華な絨毯が靴の踵をしっかりと受け止めてくれるようです。以前何回か行った異人館の建物の床の絨毯の感覚が甦ってきます。
こちらは吹き抜けの明るいゆったりとしたスペース 小グループむけでしょう。 右が私たちのランチルーム。座席が決まって番号の場所に着きます。
コースメニューがテーブルの上で待っていてくれます。
アミューズブーシュ・シェフよりご挨拶がわりの1品 焼きたてのパン
21種類の野菜のコンポジション・素材のアレルギーを聴いてくれ別素材に。 野菜に蟹のムースが絶妙の味を楽しませてくれました。
漁港より直送のお魚(金目鯛)とレタスのソースと緑野菜を合わせて。 お皿のパンがなくなると違った味のパンが。
牛フィレ肉のポワレ。ここまで写真とメニューを比べながらアップしましたが、一つ撮り忘れのあることに気が付きました。それは3番目に、季節野菜のプルテを撮り忘れていました。ジャガイモのエスプーマ・ビーフコンソメのジュレでした。かなり慎重に撮ってきたつもりでしたが、お腹に先に入ってしまったようです。
メニューに「砂漠のバラ」と書いてあったのが出てくるまで興味津津でした。「チョコレートとオレンジ丸ごとソースが忘れられなくなります」と書いてありましたので、デザートだとは思っていましたが、運ばれてきてこの不思議な形のデザートをどうして食べるのか全く見当が付きません。
「チョコアイスをサンドにしていますので、フォークで潰して、オレンジと一緒に召し上がってください」そんな説明をしてくれましたので、丸い柔らかなお煎餅のようなものを潰すと、さくさくとまるで砂漠の砂のように滑らかにチョコアイスと一体になって、冷たくほろ苦くそして甘い素敵なデザートが出来上がりました。
ほんとにこの味は忘れられない美味しいものでした。砂漠に薔薇の花弁を置くときっとすぐ乾燥して、こんなにも砂と同化しそうな気がします。
デザートはこれでおしまいだと思っていましたら、一口サイズの甘すぎない優しいお菓子がデミタスと一緒に出てきました。見て楽しみ食して味を楽しみ、お食事の間は同じテーブルの人たちと会話も弾み、本当にいいランチタイムでした。
お食事の後それぞれゆったりとしたスペースで十分くつろぎました。