間近な高見山
朝起きて雨戸をあけると、遠くに見える山の連なりの中で、特に目立つ三角錐のような山が、目に入ります。
「おはよう!今日もよろしく。幸せくださいね。」山に向かって呟きます。奈良県と三重県の県境の山高見山です。この山が見えるときはいいお天気の期待ができます。しばらく山が見えなくて寂しい思いをしていましたが、すっきりと見えた日、家事を済ませて、友人とあの麓までのドライブをしました。 それはちょうど1週間前の、わずかな晴れ間の日でした。
カーブの多い山間を走りますと、高見山が、見え隠れしながら、形を変えて近づいてきます。以前未だ残雪が国道から入った山肌にあったころここを走ったのですが、今の緑の濃い山肌は、勢いがあってとてもいいです。
冬は凍結注意の山間部の国道です。高見山がますます近づいてきました。
高見山への登山ルートがいくつかあるようで、このような道路標識を目にします。
車で走るだけで、登山のできない私は、20年くらい前だったら、登る力も勇気もあったろうにと、重ねていく歳の厳しさを感じながら、それでも麓まで車を走らせるゆとりのあることには感謝していました。
美しい流れで川遊びをしていました。夏休みもあと少し、最後の思い出づくりのようです。
川遊びのキャンプ場のようです。休憩場の屋根の並びが、今年のように、雨が多い夏は川遊びの人があったのだろうかと、こんないいところで魚を捕ったり、泳いだりできるような、例年の夏の到来が、来年こそあって欲しいと思いながらこの辺りで引き返すことにしました。
春浅いころに来た時には、県境まで行ったのですが、今回は、高見山がいい姿で見えるこの場所で帰途につきました。
今朝は雨で、高見山どころか西吉野の山も見えない状態でした。それが、夕方になってやっと西日が差して高見山が姿を現しました。 4022