カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

春日大社・石灯籠 さまざま

2014年02月01日 | 世界遺産

 

 

 昨日夕方、奈良春日大社の灯篭について興味深い放映があった。2月3日の節分が近づいてきたこの時期だからテレビでも取り上げられたのだと思う。

境内に約2000基の石灯籠と、1000基の吊灯篭のある春日大社では、年2回の万灯篭の日に、境内の灯籠の全てに灯りが灯される。

父が存命の頃、家族揃って1度だけ、節分の万灯篭の夜お参りしたことがある。感激の夜だった。これからも多分あの感激の灯籠の灯りを観に来ることはないと思う。

  

テレビで取り上げていたのは、灯籠に刻んである物を見ながら参道を歩く楽しみ、面白さについてだった。

年に何回かこの参道を通って春日大社にお参りする機会があるのに、灯籠についてそんなに細かい観察はしていなかった。

昨日の今日だけれど、お天気もよかったので10時に家を出て、車で春日大社まで直行して、4時には家に帰るという忙しい行き方をした。    これはかなり摩滅しているが、お祈りしている人物のようだ。雨乞いをしたという記録もあるとのことなので、そのための寄進かしらと、遠い昔に思いを馳せるのが楽しい。

 

  

石灯籠を持ち上げているのは、動物のようだ。いや人かもしれない。

 

 

これも石灯籠の足の部分で普通は円筒か、角柱なのだが、これは珍しい。鱗があるので、蛇か龍か・・・。 

 

      

灯籠の周りの彫刻には、家紋、屋号、藤の花などが沢山ある。

 

   

かなり古く苔むしているが、笠の部分が他の灯籠と違っていて面白い。

 

  

鹿の彫刻はかなり沢山あったが、この鹿は立体的で立派な角もついている。

 

 

何だろう。そう思いながらよく見ると、大きい瓢箪が一つ中心にどかんといった感じで、彫ってある。まさか秀吉さんが寄進したのではあるまい。

今日、急に思い立って短い時間に目に付いたものだけをカメラに納めたが、もっと時間をかけて丁寧に見ると、面白いだろう。

                                           11224

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 馬見丘陵公園 エントランス... | トップ | 吊灯籠  春日大社 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
石灯籠 (東京老人)
2014-02-02 12:43:23
むかしのひとにとって、 この石灯籠の行列は、
いまの光のページェントみたいにすばらしいイベントだった
のでしょうね、
返信する
石灯籠. (ひまわり)
2014-02-02 13:48:10
こんにちは~.

珍しい石灯籠ですね.!.
灯籠はみな違う彫刻で~良く見ると古い時代の物ですね

数も多く.見て歩くのも楽しい行列のようです。
足元には.気を付けて下さいませ.

良く歩いていますね~元気が何よりです.
気温も春のような風です.
返信する
東京老人さんへ (anikobe)
2014-02-02 15:16:12
こんにちは
コメントありがとうございました。

春日大社の御分社は、っ全国に3000に及ぶお社がありそれぞれの信者さんがいらっしゃるのですから、多くの方の信仰と願いが込められた光のページェントなのでしょうね。
返信する
ひまわりさんへ (anikobe)
2014-02-02 15:25:20
こんにちは
コメントありがとうございます。

古いのは平安時代に寄進された灯籠もあるそうです。御由緒によりますと、今からおよそ1300年前ならの都ができた頃、日本の国の繁栄と、国民の幸せを願って創建されたお社で、石灯籠もその当時のもにもあったとしたら、本当に古い歴史が、今に伝えられているといえますね。

今日は雨の後もずいぶん温かですが、立春の頃また寒さが来るとのこと、体に気をつけましょうね。
返信する
灯籠 (オヤジな私)
2014-02-02 16:31:51
いつも見ているつもりでも見逃しているものが多くあるものですね。テレビで放映されちょかったです。
即、出かけられた説教性がスバrしい!
新たな発見の喜びだったでしょう。

それにしても各灯篭の面白さです。
寄進した古人たちの想いと願いはいかばかりか。
想像すると楽しくなります。
競って自慢しあったのでしょうね~
返信する
オヤジな私さんへ (anikobe)
2014-02-02 17:07:21
こんにちは
コメントありがとうございます。

テレビのお陰で、新しい発見と、興味の広がりができたので、ただぼんやりと(いいえ静粛な気持ちで)歩いていた長い参道が、面白い場になって嬉しいです。

返信する

コメントを投稿

世界遺産」カテゴリの最新記事