カフェテラス

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神の渡り場 万葉古道・飛び越え石に至るまで

2008年10月26日 | ☆ ふるさと・大和



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神の渡り場 万葉古道・飛び越え石に至るまで
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県境の落合川に、古代からの「神の渡り場」と言われている場所のあることは、聞いていた。
明日香の飛び石へ行った時から、そこに行って見たいと思っていたのが、友人の誘いで実現した。
小雨が降っていたが、歩き出した頃には、傘が必要なほどでもなく、ただ足元が濡れて滑りやすい状態なので、細い畦道になるとずいぶん気をつけて歩いた。
「飛び越え石」と呼ばれているのを、県境を越えて所からの道しるべで分かった。
古道は、現在の県境越えとかなり離れた、多分山中の道であったのだろう。
親切な道しるべがあり、やっと4度目で、下の竹藪や、木々の繁りの中から、川音が聞こえてきて目的地に着いた。



落合川の「飛び石越え」の岩
いで我が駒 早く行きこそ 真土山 待つらむ妹を 行きてはや見む  巻12-3154 飛び石越え

上の画像のサムネール右の歌碑にはこの詠が刻まれているようだが、雨に濡れているのと、湿気の多い場所柄苔が生えて、私には読み取れず、真土の万葉歌碑の中で見つけた。



真土山を越えて、この落合川を飛び石越えに渡った、古代の、大和の人や紀の国の人の息遣いが聞こえてきそうな、まさに神の渡り場である。



飛び石を越えれば、向こうに続く細い山道は大和の国。
今はこの先が途絶えていた。

真土山、真土峠と、今は書いている。
真土山、待乳山、亦打山はすべて字が違うが同じ地のことで、弘法大師伝説からの「待て乳山」とこの地の人は、この地名を大切にしている。

上野運動公園にも「待乳の森」の碑がある。

岩本寺~金剛福寺

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
飛び石越え (もみじママ)
2008-10-26 21:59:22
飛び石のあるところはずいぶん神秘的ですね。

昔の人は国境をこの石を飛び超えて行かれたのですか?
歌碑の詠、妹さんの待つところへ早く行きたいと焦る気持ちを読まれてるのですね。

落合川、私のいるところも、落合です。
ずいぶん歴史があるようです。
古墳もあちこちにあるのですよ。
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もみじママさんへ (anikobe)
2008-10-26 22:40:49
本当にこの場所に立つと、時代が古代へと戻ったような感じの場所でした。
もっと早く来たかったなぁと思いました。

万葉の歌の場合、妹は、妻であったり、恋人であったりと表現しますが、この場合は、
「さあ私の駒よ、早くいっておくれ。真土山~待っているだろう妻を、早く見よう」
と解釈していますので、妻を恋う思いの入った詠だと思います。

落合なのですね。
歴史的な土地なのでしょうね。
古墳、興味があります。
またご紹介下さい。
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明日香の飛び石 (東京老人)
2008-10-27 08:45:06
もそうだったのですが、むかしから同じ流れが続いていることにびっくりします、

川の流れはものすごく変わってしまうことが多いのですが、

飛び石、もう一箇所ぐらいあるかしら?
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飛び越え石 (マオママ)
2008-10-27 08:52:16
古の水の道、石というよりも大きな岩ですね
「神の渡り場」がある地元民としての誇りと広報を標識からも伺えますね。

足元に気をとられながらの散策とは思えないanikobeさんの行動力です
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神秘的 (ボワシエール)
2008-10-27 13:18:08
神の渡り場とは、名前も実際の場所の雰囲気もとても神秘的ですね。

anikobeさんが記事で紹介してくださる場所は、どこもいつか訪れてみたいと思うところばかりで、楽しみにしています。

そろそろ紅葉も始まりますね。次はどこにいっらっしゃるのか、楽しみです。
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神秘的 (tona)
2008-10-27 22:01:09
「飛び石越え」名前がいいですね。
実際の川にある石がいかにもと言う感じの石で、感動します。
県境のこの地で詠まれた万葉の歌がしみじみと心に響きます。
待乳山は何処かで見た覚えがあります。
万葉集を読んでいたときでしょうか。
返信する
飛び石 (竜馬16)
2008-10-28 19:58:55
明日川の飛び石は有名ですが、落合川の飛び石までの山道は風情がありますね。
所在地をさがすべく、五條探検隊のHPで「古代の真土峠」を見つけました。
飛び越え石の場所もわかりましたので、また一度探検したくなりました。

http://www.ne.jp/asahi/nara/gojyo/matu.htm
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みなさまへ (anikobe)
2008-10-28 22:39:07
コメント有り難うございます。

出かけていまして、遅くなってしまいました。
更新のインストールが、何故かなかなか進まず、とりあえず今日の記事をUPするところまでこぎつけました。

お返事明日いたします。
m(。`。)m
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東京老人さんへ (anikobe)
2008-10-29 18:07:18
コメント有り難うございます。
日並びが良くて、今日も、退職者の会の社会見学で、天理方面に出かけていました。
先ほど帰ったばかりです。

多分、奈良見学の後、当地にお着きの事と思います。

橋のなかった古は、このような飛び石が大和にはまだあるかもしれませんね。
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マオママさんへ (anikobe)
2008-10-29 18:13:45
この前に行った明日香よりは、県境の山の中、しっかりした岩が、川幅の狭いところを渡る唯一大事な道だったのでしょうね。

親切な標識は現在の地元の人の万葉の道しるべとして、うまく古の世界に導いてくれたありがたさがあります。
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