11月12日の一日を奈良で過ごしました。
先ず「お堂で見る阿修羅」へ。
拝観時間は9時からなので、早めに出かけ、8時50分には列に並びました。
待ち時間50分で堂内に入り、釈迦三尊像、四天王像、阿修羅をはじめとする八部衆像、十大弟子像に会いました。
八部衆像(絵葉書)
阿修羅像(絵葉書)
阿修羅像の後ろ姿(ファイル)
堂内は展示にちょうどよい広さでしたし、コンクリートの建物ではないお堂の雰囲気がしっくりと馴染んでいる感じで、やはりここで見ることに価値があると思いました。
阿修羅拝観の後は北円堂の仏像を拝しました。
北円堂の建物が国宝で、その中に安置してある弥勒如来坐像も、無著・世親菩薩立像も、四天王像も国宝です。奈良には偉大な財産がたくさんあります。
無著菩薩と世親菩薩が北インドの僧侶で、本当の兄弟だということを今回初めて知りました。
その後、南円堂にもお参りし、近鉄奈良駅に向かう頃には、阿修羅展の待ち時間は120分との掲示。
阿修羅の人気の高さがわかります。
次は、長谷寺の観音様に会いに。
今、西国三十三所では御開帳が行われていますが、8番長谷寺では本尊十一面観世音菩薩様の御足を撫でさせていただけます。
私も、何だかとてもありがたそうな気がしていて、是非この機会に十一面観世音菩薩様に近い距離でお会いしようと思っていたのです。
牡丹の季節とは異なり、静かな回廊
紅葉の中の五重塔
ここで、更に1,000円の拝観料が必要
初瀬の山中から出現した金剛宝盤石という方形の台座に立っておられる十一面観世音菩薩様の御足は、金箔がすっかり落ちて、黒光りしていました。
長年にわたり、結縁のために触れた、参拝者の信仰の厚さがわかります。
私が御足の元に座っている時に来られた女性が、御足に触れるや否や涙を流されました。
感極まったのでしょう。驚きましたが、わかるような気もしました。
16時過ぎ、長谷寺から奈良に戻り、近鉄奈良駅の観光案内所に寄ると、正倉院展の待ち時間は0分と掲示されていました。
しかも、天皇即位二十年で、この日は無料とのこと。
「では行こう!」と思い立ち、正倉院展へ。
正倉院展に並ばずに入ったのは初めてでした。
母は遠い昔、第1回正倉院展を職場の同僚と見に行ったと話していましたが、今年の正倉院展は第61回目でした。
今年の正倉院展では、光明皇后直筆の「楽毅論」、「平螺鈿背円鏡」、「紫檀木画槽琵琶」、「金銀花盤」、「漆背金銀平脱八角鏡」、「沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)、「桑木木画棊局」等が展示されていました。
光明皇后直筆の「楽毅論」には、「天平○年」(○の数字は忘れてしまった)と書かれていて、天平時代が身近に感じられる瞬間でした。
この感覚は、正倉院展に行く度に感じるものです。
先ず「お堂で見る阿修羅」へ。
拝観時間は9時からなので、早めに出かけ、8時50分には列に並びました。
待ち時間50分で堂内に入り、釈迦三尊像、四天王像、阿修羅をはじめとする八部衆像、十大弟子像に会いました。
八部衆像(絵葉書)
阿修羅像(絵葉書)
阿修羅像の後ろ姿(ファイル)
堂内は展示にちょうどよい広さでしたし、コンクリートの建物ではないお堂の雰囲気がしっくりと馴染んでいる感じで、やはりここで見ることに価値があると思いました。
阿修羅拝観の後は北円堂の仏像を拝しました。
北円堂の建物が国宝で、その中に安置してある弥勒如来坐像も、無著・世親菩薩立像も、四天王像も国宝です。奈良には偉大な財産がたくさんあります。
無著菩薩と世親菩薩が北インドの僧侶で、本当の兄弟だということを今回初めて知りました。
その後、南円堂にもお参りし、近鉄奈良駅に向かう頃には、阿修羅展の待ち時間は120分との掲示。
阿修羅の人気の高さがわかります。
次は、長谷寺の観音様に会いに。
今、西国三十三所では御開帳が行われていますが、8番長谷寺では本尊十一面観世音菩薩様の御足を撫でさせていただけます。
私も、何だかとてもありがたそうな気がしていて、是非この機会に十一面観世音菩薩様に近い距離でお会いしようと思っていたのです。
牡丹の季節とは異なり、静かな回廊
紅葉の中の五重塔
ここで、更に1,000円の拝観料が必要
初瀬の山中から出現した金剛宝盤石という方形の台座に立っておられる十一面観世音菩薩様の御足は、金箔がすっかり落ちて、黒光りしていました。
長年にわたり、結縁のために触れた、参拝者の信仰の厚さがわかります。
私が御足の元に座っている時に来られた女性が、御足に触れるや否や涙を流されました。
感極まったのでしょう。驚きましたが、わかるような気もしました。
16時過ぎ、長谷寺から奈良に戻り、近鉄奈良駅の観光案内所に寄ると、正倉院展の待ち時間は0分と掲示されていました。
しかも、天皇即位二十年で、この日は無料とのこと。
「では行こう!」と思い立ち、正倉院展へ。
正倉院展に並ばずに入ったのは初めてでした。
母は遠い昔、第1回正倉院展を職場の同僚と見に行ったと話していましたが、今年の正倉院展は第61回目でした。
今年の正倉院展では、光明皇后直筆の「楽毅論」、「平螺鈿背円鏡」、「紫檀木画槽琵琶」、「金銀花盤」、「漆背金銀平脱八角鏡」、「沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)、「桑木木画棊局」等が展示されていました。
光明皇后直筆の「楽毅論」には、「天平○年」(○の数字は忘れてしまった)と書かれていて、天平時代が身近に感じられる瞬間でした。
この感覚は、正倉院展に行く度に感じるものです。