迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

御臺場未来航行。

2024-10-02 19:31:00 | 浮世見聞記
品川歴史館で、「品川の海に御台場ができるまで─日記でひも解く一七〇年前の大工事─」展を觀る。嘉永六年(1853年)六月、たった四杯の上喜撰で太平の眠りを覺まされた江戸幕府は海防強化を痛感し、折から老中主座となった阿部伊勢守正弘の指揮のもと、江戸湾品川沖に一年四ケ月で六基の臺場を完成させた──(※案内チラシより)埋立て資材として、米を詰める俵に砂を詰めた“明俵”を大量に用ゐ、海底には杉と松の杭を等間 . . . 本文を読む
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