千歳万歳♪かわいいヴィジュアルＢＯＯＫ。

　季節性インフルエンザの予防接種を《ぷちっ！》とやられてきたネーさです、
　こんにちは。あんまり痛くありませんでしたよ～♪

「こんにちわッ、テディちゃでス！
　さむくなるゥまえにィ、みなさまもォ、ぷちッ！とォちゅうしゃをォ！」

　寒さ増す１１月ですが、
　このところ週末に街で見かけるのは……晴れ着姿のお子ちゃまたち！
　そうです、ちまたは七五三シーズン！
　ならば本日は、着物にちなんだこちらの御本をどうぞ～！



　　　　　　　　　　　　　――　着物のえほん　――



　著者は高野紀子さん、’０９年９月に発行されました。
　週刊誌よりもひとまわり大きな変型サイズ、
　全ページにカラフルな、とても可愛いイラストがいっぱいです。

「うむむッ、
　こみかるゥだけどォ、わかりやすいィ～♪」

　先日ご紹介しました絵本『しばわんこ　和のお道具箱』と
　ちょっと雰囲気が似ていますね。
　でも、この御本ではテーマをぎゅぎゅっと
　《着物》に絞っています。
　
「ほッほォ～、
　きものッてェ、いろいろォしゅるいがァあるのでスねッ」

　ややこしいルール、着物の歴史も、
　子どもと一緒に読む『絵本』ともなれば、
　平明に、理解しやすく描かれています。
　漢字にはルビがふってありますから、
　オトナだって読めちゃいますのよ。

「ふァ？　
　おとななのにィ、ふりがなァ、ひつようゥなのォでスかァ～？？」

　そのあたりが著者さんの心意気なのでしょうか、
　子供向けの絵本だからと、姑息な省略はしておられぬのです。
　『琉球紅型（りゅうきゅうびんがた）』、
　『蓼藍（たであい）』、
　『鬱金色（うこんいろ）』、
　『櫨紅葉（はぜもみじ）』
　『畳紙（たとうし）』と、
　大人も戸惑ってしまう漢字、着物用語がばんばん出てきますよ～！

「ふァ～、ほんとォだァ～！　はくりょくッ」

　うっとり眺めるのも、
　じっくり読むのも、
　がっちり学ぶのも、
　ほんわか思い出にふけるのも、
　ぜ～んぶ出来ちゃいそうな
　『知識の絵本』といった趣きの一冊です。
　
　いえ、なにしろ『絵』の御本ですから、
　素晴らしいその内容は
　手にとって御自分の眼で確かめてみてください！
　子どものためというよりも、
　むしろ、これは……大人のための絵本なのかもしれませんから。

「ねんれいィふもんッ！
　みんなにィおすすめでス！」

　老若男女、幼稚園児さんも赤ちゃんも！
　みなみなさまにおすすめしたい『絵本』です。
　七五三を見かけたら、
　町ですれ違ったら……こちらも、ぜひ！

「ちとせあめェもォ、ぜひィ～♪」