テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

星の舞台へ、ウェルカム!

2009-11-18 23:14:44 | ブックス
「あんどゥとろわッ、あんどゥとろわゥッ!
 こんにちわッ、テディちゃでス! しゅたッ!」(←着地が決まった?)

 こ、こんにちは、ネーさです。
 テディちゃ、あの、ずいぶん張り切ってますね?

「うィうィ!
 ほんじつのォ、ごほんにィ、あわせてェ、れっすんッ!なのでス!」

 分かりました、テディちゃの熱意に応えて、さっそく御紹介いたしましょう。
 活字マニアの皆さま、さあ、こちらを、どうぞ~!



           ―― パリ・オペラ座 バレエ物語 ――


 
 著者は大村真理子さん、’09年10月に発行されました。
 副題に『夢の舞台とマチュー・ガニオ』とあります。
 月刊誌『フィガロ・ジャポン』に連載された文章&写真に
 加筆・訂正され、すてきなバレエの御本が出来ました♪
 
 ……えっ? バレエ?
 と、おののいちゃう御方も、おられるかもしれませんが。

「のんのんッ!
 ばれえはァ、とッてもォたのしいィあーとでスゥ!
 わんだふるゥでェ、ふぁんたすてぃッくゥ、なのでスよッ!」

 そうですね。
 バレエに関する専門知識がなくとも、
 記憶を探れば……心当たりはありませんか?
 バレエをテーマにした少女漫画にわくわくしたことは?
 映画に登場するバレエのシーンに、
 おお!と賛嘆の拍手を贈ったことは、ありませんか?

「あるはずゥでスゥ!」

 この御本で紹介されるのは、
 『パリ・オペラ座バレエ団』――
 キラ星のようなダンサーさんたちが集う世界最高峰のバレエ団です。
 『エトワール』(←星!)と呼ばれるダンサーさんを頂点に、
 若手さん、ベテランさん、
 ダンサーさんを支えるコーチさんや監督さんたち、
 衣装や美術を担当する裏方さんたち……
 プロフェッショナルの仕事ぶりが、
 写真から伝わってきますね。

 御本の後半でフューチャーされるのは、
 マチュー・ガニオさんという、
 若きエトワール。
 1984年生まれの彼が、エトワールに任命されたのは、’04年の5月。
 いきなりの大抜擢だったこの人事は、
 その年のバレエ界のビックニュースとなりました。
 バレエはよく知らないんですけど……という御方も、
 この名前を憶えて下さい!
 マチュー・ガニオさん!
 今後、最も重要なダンサーとして記憶されるべき名なのですから。

「にほんにもォ、なんかいかァ、きていまスよゥ♪」

 雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載中のバレエ漫画
 『テレプシコーラ 舞姫』を御存知の方々は、
 この『オペラ座』に灯る星々の物語も、ぜひ!
 華やかで、厳しく、そして光に包まれたダンサーさんたちの
 素顔が覗けますよ♪

「みんなァ、びなんッ、びじょっ!なのがァ、すごいィでス!」

 はい! 面食いさんは必見ですとも!
コメント
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