さあ今週も読書の時間がやってまいりました♪
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
前回の記事で御紹介しましたのは、映画の作品論でしたが、
本日は……アートとモードの分野から、この一冊を、どうぞ~!
―― ファッションから名画を読む ――
著者は深井晃子さん、’09年3月に発行されました。
『カラー版』と題名に冠されているように、
カラー図版が豊富に掲載されています。
「ひょうしのォ、おねえさんッ、かッこよすぎィ~!」
北のモナリザと称されるヨハネス・フェルメールさんの名画
『青いターバンの少女』ですね。
ネーさも、だいっすきぃっな作品ですわ。
時を経ても色あせないブルーのターバン、
『耳飾の少女』と別名されるほど有名な真珠の耳飾り……
著者の深井さんは、こういった
絵画の中の《脇役》的なモードに目を留めます。
いえ、脇役……?なんて、とんでもない!
少女の耳で揺れる真珠の粒のように、
小さなアクセサリーやドレスの模様が、
画家さんたち、モデルさんたちの
時代、背景、文化や習慣、
果ては科学(化学)の発展状況までも映しだします。
「ふァ~? かがくゥ~??」
例を挙げれば、肖像画に見るイブニングドレスの色合いです。
ルノアールさん描く『パリジェンヌ』(1874)を見てみましょう――
巨匠が描いたドレスの色は、
それ以前の時代には存在しなかった『青』なのです。
化学の力で新しく発明された染料で絹布を染め、
最新流行の型に仕立てたドレスを
誇らしげに着て画家(観客)さんの前に立つお嬢さん。
絵画版『時代の申し子』と評するべきかもしれない作品です。
「かたちもォ、かわッてまスゥ~」
時代、身分、年齢、裕福の度合いや、お国柄によって、
女性も男性も、その身にまとうファッションは
多彩であり、
記号のようでもありますね。
ファッションを眺めれば、
描かれている主題や人物の時代、境遇、感情さえも判明します。
「うむッ!
えのなかのォ、ふぁッしょんはァ、じょうほうゥ、なのでス!」
アート好きさん、
肖像画好きな御方にはとても楽しめる御本です。
フランス文学好きさんは、37ページ左上の図版に御注意を!
プルーストの小説のモデルとなったという
モンテスキュー伯爵を描いたホイッスラーさんの画が載っています。
なんとスタイリッシュ!
なんという黒の美でしょう!
小さな図版ですけれども、
この御本を象徴するような肖像画です。
ぜひとも、御覧下さい!
「うィうィッ、めるしィ~♪」
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
前回の記事で御紹介しましたのは、映画の作品論でしたが、
本日は……アートとモードの分野から、この一冊を、どうぞ~!
―― ファッションから名画を読む ――
著者は深井晃子さん、’09年3月に発行されました。
『カラー版』と題名に冠されているように、
カラー図版が豊富に掲載されています。
「ひょうしのォ、おねえさんッ、かッこよすぎィ~!」
北のモナリザと称されるヨハネス・フェルメールさんの名画
『青いターバンの少女』ですね。
ネーさも、だいっすきぃっな作品ですわ。
時を経ても色あせないブルーのターバン、
『耳飾の少女』と別名されるほど有名な真珠の耳飾り……
著者の深井さんは、こういった
絵画の中の《脇役》的なモードに目を留めます。
いえ、脇役……?なんて、とんでもない!
少女の耳で揺れる真珠の粒のように、
小さなアクセサリーやドレスの模様が、
画家さんたち、モデルさんたちの
時代、背景、文化や習慣、
果ては科学(化学)の発展状況までも映しだします。
「ふァ~? かがくゥ~??」
例を挙げれば、肖像画に見るイブニングドレスの色合いです。
ルノアールさん描く『パリジェンヌ』(1874)を見てみましょう――
巨匠が描いたドレスの色は、
それ以前の時代には存在しなかった『青』なのです。
化学の力で新しく発明された染料で絹布を染め、
最新流行の型に仕立てたドレスを
誇らしげに着て画家(観客)さんの前に立つお嬢さん。
絵画版『時代の申し子』と評するべきかもしれない作品です。
「かたちもォ、かわッてまスゥ~」
時代、身分、年齢、裕福の度合いや、お国柄によって、
女性も男性も、その身にまとうファッションは
多彩であり、
記号のようでもありますね。
ファッションを眺めれば、
描かれている主題や人物の時代、境遇、感情さえも判明します。
「うむッ!
えのなかのォ、ふぁッしょんはァ、じょうほうゥ、なのでス!」
アート好きさん、
肖像画好きな御方にはとても楽しめる御本です。
フランス文学好きさんは、37ページ左上の図版に御注意を!
プルーストの小説のモデルとなったという
モンテスキュー伯爵を描いたホイッスラーさんの画が載っています。
なんとスタイリッシュ!
なんという黒の美でしょう!
小さな図版ですけれども、
この御本を象徴するような肖像画です。
ぜひとも、御覧下さい!
「うィうィッ、めるしィ~♪」