美しいものを愛する皆さま、
えっへん、こんにちは、ネーさでございます。
「こんにちわゥ、テディちゃでございまスるゥ~!
むむッ、まばゆいィかがやきッ!」
その輝きは、月の雫か、天の露か……
本日ご紹介いたしますのは、五千年の昔から人類を魅了し続ける、
或る美しい宝飾品についての一冊です。
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 真珠 美の壺 ――
編者はNHK『美の壺』制作班のみなさん、’09年10月に発行されました。
女王の如き威厳を放っている表紙の『真珠』は
19世紀に英国で製作された装身具セットです。
なぁんてきれいなんでしょ……♪
「ちッちゃなァ、しんじゅッ、
おッきなァ、しんじゅッ、
なんびゃくつぶもォ、つかわれてまスねッ♪」
真珠が人類とともにあったのは、
日本では約5500年前の縄文時代から。
古代のエジプトや、
シーザーさんたちが闊歩した古代のローマでも、
比類ないその美しさゆえに何よりも愛されたのでした。
「なによりもォ?」
ローマの学者、プリニウスさんはこう言っているそうですよ。
『真珠はあらゆる貴重なものの中で第一の地位を占める』と。
「がくしゃさんもォ、みとめるゥうつくしさァでスねッ!」
普通、『真珠』と聞いて思い浮かべるのは、
アコヤガイから生まれる白い、いえ、真珠色というべき白さの、
丸い粒のもの、なのですが、
この御本ではそれ以外の『真珠』も取り上げられています。
歪んだ形状の、バロックパール。
「どれひとつとしてェ、おなじィものはァありませんッ!」
ピンクガイ(コンク貝)から生まれる、コンクパール。
「ぴんくゥでス! ひゃあァ、びッくりィ!」
ホタテ貝から生まれるのは、スキャロップパール。
「びみょうなァ、ちゃいろッ!」
アコヤガイの真珠とは質感が違うようですけれど、
これもまた美しいものですね。
千に一つ、万に一つの偶然が育て上げた小さな奇跡です。
小さな奇跡は、女性だけでなく、
世の男性をもトリコにしてきました。
真珠って、どんな風に出来るんだろう?
どうやったら、作れるんだろうか……?
古今東西、真珠生成の謎に挑戦してきたのは多くの学者さんたちと、
何人かの日本人たち――
その中に、鳥羽のうどん屋さんの長男である、
御木本幸吉さんという御方がおられました。
「あッ、テディちゃ、しッてまスでスゥ!
しんじゅのォおうさまッ!なのでスよゥ!」
御木本さんはどのように真珠の養殖を成し遂げてゆくのか?
いびつなカケラに始まり、
真円により近い珠型のパールへ、
その道のりの、いかに遠く、険しかったことでしょう……。
「たいへんなァ、おしごとォでしたァ……」
決して分厚くはない御本ですが、
真珠の魅力をあますところなく伝えてくれる文章と写真が
満載されています。
アクセ好きの女性の方々、
歴史好きさん、偉人伝好きな御方にもおすすめ、ですよ~♪
バロック美術好きさんも、ぜひ御覧あれ!
「めずらしィしんじゅにィ、びッくりィしましょゥ!」
えっへん、こんにちは、ネーさでございます。
「こんにちわゥ、テディちゃでございまスるゥ~!
むむッ、まばゆいィかがやきッ!」
その輝きは、月の雫か、天の露か……
本日ご紹介いたしますのは、五千年の昔から人類を魅了し続ける、
或る美しい宝飾品についての一冊です。
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 真珠 美の壺 ――
編者はNHK『美の壺』制作班のみなさん、’09年10月に発行されました。
女王の如き威厳を放っている表紙の『真珠』は
19世紀に英国で製作された装身具セットです。
なぁんてきれいなんでしょ……♪
「ちッちゃなァ、しんじゅッ、
おッきなァ、しんじゅッ、
なんびゃくつぶもォ、つかわれてまスねッ♪」
真珠が人類とともにあったのは、
日本では約5500年前の縄文時代から。
古代のエジプトや、
シーザーさんたちが闊歩した古代のローマでも、
比類ないその美しさゆえに何よりも愛されたのでした。
「なによりもォ?」
ローマの学者、プリニウスさんはこう言っているそうですよ。
『真珠はあらゆる貴重なものの中で第一の地位を占める』と。
「がくしゃさんもォ、みとめるゥうつくしさァでスねッ!」
普通、『真珠』と聞いて思い浮かべるのは、
アコヤガイから生まれる白い、いえ、真珠色というべき白さの、
丸い粒のもの、なのですが、
この御本ではそれ以外の『真珠』も取り上げられています。
歪んだ形状の、バロックパール。
「どれひとつとしてェ、おなじィものはァありませんッ!」
ピンクガイ(コンク貝)から生まれる、コンクパール。
「ぴんくゥでス! ひゃあァ、びッくりィ!」
ホタテ貝から生まれるのは、スキャロップパール。
「びみょうなァ、ちゃいろッ!」
アコヤガイの真珠とは質感が違うようですけれど、
これもまた美しいものですね。
千に一つ、万に一つの偶然が育て上げた小さな奇跡です。
小さな奇跡は、女性だけでなく、
世の男性をもトリコにしてきました。
真珠って、どんな風に出来るんだろう?
どうやったら、作れるんだろうか……?
古今東西、真珠生成の謎に挑戦してきたのは多くの学者さんたちと、
何人かの日本人たち――
その中に、鳥羽のうどん屋さんの長男である、
御木本幸吉さんという御方がおられました。
「あッ、テディちゃ、しッてまスでスゥ!
しんじゅのォおうさまッ!なのでスよゥ!」
御木本さんはどのように真珠の養殖を成し遂げてゆくのか?
いびつなカケラに始まり、
真円により近い珠型のパールへ、
その道のりの、いかに遠く、険しかったことでしょう……。
「たいへんなァ、おしごとォでしたァ……」
決して分厚くはない御本ですが、
真珠の魅力をあますところなく伝えてくれる文章と写真が
満載されています。
アクセ好きの女性の方々、
歴史好きさん、偉人伝好きな御方にもおすすめ、ですよ~♪
バロック美術好きさんも、ぜひ御覧あれ!
「めずらしィしんじゅにィ、びッくりィしましょゥ!」